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研究開発

サステナブルなアクアポニックス農法で栽培したレタスを社外に提供しました
~太陽光発電電力の地産地消の取り組みで,環境に優しい野菜を栽培~

 IHIは,福島県相馬市の協力の下,「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」(以下,「SIGC」)において,太陽光発電電力の地産地消の実現を目的としたスマートコミュニティ事業の一環で,2021年からアクアポニックス※1農法による食物栽培の実証試験※2を行っています。アクアポニックスとは,水産養殖と水耕栽培を組み合わせた環境への負荷を抑えた循環型のサステナブルな農法で,SIGCでは,太陽光発電の余剰電力から水素を製造する際に得られる副生酸素の有効活用を目的に,本実証試験を始めました。

SIGC構内のアクアポニックス農法の実証試験の様子
SIGC構内のアクアポニックス農法の実証試験の様子

 これまで,IHIは,SIGCで栽培したリーフレタスを,福島県相馬市の小・中学校の学校給食に,月1,2回の頻度で無償提供し食育にも貢献してきました。さらに,このたび,株式会社ONODERA GROUP傘下の株式会社LEOC(代表取締役社長:田島 利行,所在地:東京都千代田区,以下,「LEOC」)に対し,IHIが栽培するリーフレタスを提供しました。これは,企業のサステナブル活動を推進するイベントの一環として,LEOCが受託運営する大手企業の社員食堂で試験的に提供され,サステナブルな食材として好評いただきました。

 今後も,再生可能エネルギーの地産地消の実現と循環型地域社会創りを推進することで,地域振興・発展に貢献していきます。

相馬市の学校給食に提供されたリーフレタス
相馬市の学校給食に提供されたリーフレタス
LEOCが受託する食堂で提供された『汁なし担々麺』
LEOCが受託する食堂で提供された『汁なし担々麺』
   
※1 水産養殖(Aquaculture)と水耕栽培(Hydroponics)を組み合わせた農法。魚の排泄物をバクテリアが分解し食物の栄養にし,食物が水中の栄養を吸い上げることで水を浄化し排水を出さないサステナブルな閉鎖循環系システム。
   
※2

システム概要
・面積:320m2(水産養殖,水耕栽培設備の面積を含む)
・水耕栽培の品種:グリーンリーフレタスなど
・水産養殖の品種:ティラピア,ニジマスなど

【本件に関するプレスリリース】
2020年9月10日 福島県相馬市に再生可能エネルギー利用の水素研究棟「そうまラボ」を開所
~CO₂フリー水素を活用した研究を推進~
https://www.ihi.co.jp/all_news/2020/other/1196903_1611.html

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