国際海事展「バリシップ2025」
特別セミナー「衛星VDESコンソーシアムセミナー」に登壇
IHIは、愛媛県今治市で開催される国際海事展である「バリシップ2025」 特別セミナー「衛星VDESコンソーシアムセミナー」に登壇します。
「バリシップ2025」は、日本国内最大の海事都市である愛媛県今治市で開催される国際海事展であり、今回で9回目の開催になります。バリシップは日本国内のみならず、世界中から海事業界の関係者が集まり、ビジネスマッチングや情報交流を行う場です。IHIは5月23日に開催される「衛星VDESコンソーシアムセミナー」にて「日本におけるVDESの取り組み」と題して発表を行います。
IHIは、「グループ経営方針2023」にて航空エンジン・ロケット分野を成長事業と位置づけ、宇宙・地上・海中データ利活用の取り組みを進めています。その一環として、衛星を用いた船舶監視の高度化を図るべく、2023年度より経済安全保障重要技術育成プログラム※1にて「船舶向け通信衛星コンステレーションによる海洋状況把握技術の開発・実証」を進めており、船舶位置情報の把握と相互通信が可能な次世代海上通信インフラである衛星VDES※2の開発を行っています。また、衛星VDESの社会実装に向け、2022年に商船三井テクノトレード株式会社、古野電気株式会社、株式会社アークエッジ・スペース、株式会社東洋信号通信社、日本無線株式会社、三井物産株式会社及び公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所と共同で、「衛星VDESコンソーシアム」を設立し、代表幹事としてコンソーシアムの活動を推進しています。
今回、 24か国から380社が出展予定で、20,000人以上が参加する見込みの「バリシップ2025」にて、衛星VDESを用いたソリューションを紹介することで、全世界での衛星VDESの実装を推進し、より安全・安心な海上の実現を進めていきます。
◇講演概要
展示会 :バリシップ2025
(展示会開催 5/22~5/24)
講演日時:2025年5月23日(金) 13:10~14:00
セミナー名:バリシップ2025 特別セミナー 「衛星VDESコンソーシアムセミナー」
IHI発表テーマ:「日本におけるVDESの取り組み」
- 1 内閣府、経済産業省が中心となり、経済安全保障上重要な先端技術の研究開発を推進するプログラム。
- 2 衛星VDES(VHF Data Exchange System)は、自船の位置などを通報する装置としてすでに船舶運航や海上交通管理に利用するため普及が進んでいるAIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)を拡張したシステム。衛星を利用することで、全地球規模での相互通信が可能になり、従来不可能だった遠洋の船舶との連携も可能となる。