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令和7年度「卓越した技能者(現代の名工)」表彰を受賞
~大型構造物の溶接に関する知識・技能・経験を有する第一人者~

 IHI横浜工場に所属する従業員が、厚生労働省主催の令和7年度 「卓越した技能者(現代の名工)」表彰を受賞しました。

 「卓越した技能者(現代の名工)」表彰は、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、技能者の地位および技能水準の向上を図ることを目的とし、国内最高水準の技能を有し、他の技能者の模範たるにふさわしい卓越した技能者を表彰するもので、1967年度から毎年行われています。

 この受賞は、川嶋の日々の努力と高い専門性が認められた結果であり、当社にとっても大きな誇りです。

【受賞者】
氏名: 川嶋 克彦(かわしま かつひこ)
所属: 資源・エネルギー・環境事業領域 原子力SBU 横浜工場 生産技術グループ
受賞職種: アーク溶接工

技術訓練所にて溶接を指導する川嶋(右)
技術訓練所にて溶接を指導する川嶋(右)

【受賞理由】
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所、福島第1・第2原子力発電所、東北電力女川原子力発電所など、数多くの原子力発電所の新設・定期点検・改造工事に携わり、その確かな技能によって電力の安定供給を支えてきた。原子力機器のほか、火力発電・化学工業機器の溶接作業にも長年従事し、被覆アーク溶接・TIG溶接に関する幅広い知識と卓越した技能・経験を有する。工場での溶接作業では、品質・生産性の両面で卓越した実績を築き、現地での配管溶接など困難な環境下においても、高い技術力により要求される高品質を実現してきた。さらに、職長として溶接のみならず、現図、単材、プレス、熱処理、塗装など生産工程全体にわたる知見を活かし、現場管理や工程全体の品質向上にも大きく貢献している。
 後進育成にも力を注ぎ、原子力規制委員会主催の溶接研修にて毎年指導を行い、原子力分野の安全性向上に大きく貢献している。さらに、従業員を指導し、溶接技術競技会や神奈川溶接コンクールでは、優秀な成績を導いてきた。神奈川県溶接協会主催のコンクールには、検査委員として審査に参加し、地域全体の溶接技術向上にも寄与している。

表彰式の様子
表彰式の様子

 IHIは、創業以来、卓越した技術力と総合エンジニアリング力を基盤に、時代の変化に応じた数多くの製品を世に送り出してきました。経営理念である「技術をもって社会の発展に貢献する」、「人材こそが最大かつ唯一の財産である」のもと、社会の課題解決に貢献できる人財の育成を、より一層進めていきます。

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