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資源・エネルギー・環境

舶用4ストロークアンモニア燃料機関の開発が第60回機械振興賞「経済産業大臣賞」を受賞

CS

 IHIグループの株式会社IHI原動機(以下、IHI原動機)は、一般財団法人機械振興協会(会長:釡 和明)より、第60回機械振興賞「経済産業大臣賞」を受賞しました。この賞は、機械工業の技術開発をさらに促進するため、優れた研究開発やその実用化によって、機械産業の発展に大きく貢献した企業、大学、研究機関などに毎年贈られるものです。

表彰式の様子(写真左から) IHI常務執行役員 資源・エネルギー・環境事業領域長 小澤、IHI原動機 取締役技術センター長 田村、 同社 増田主査、同社 眞島主査、IHI技術開発本部 技術基盤センター エネルギー変換技術部 廣瀬主幹、IHI原動機 倉井アシスタントマネージャ、同社 代表取締役社長 保坂、機械振興協会 釜会長、 経済産業省 製造産業局 伊吹局長、IHI原動機 技術センター アンモニアプロジェクト部長 戸田、 同社 佐々木、同社 舶用事業部長 水澤
表彰式の様子(写真左から)
IHI常務執行役員 資源・エネルギー・環境事業領域長 小澤、IHI原動機 取締役技術センター長 田村、
同社 増田主査、同社 眞島主査、IHI技術開発本部 技術基盤センター エネルギー変換技術部 廣瀬主幹、
IHI原動機 倉井アシスタントマネージャ、同社 代表取締役社長 保坂、機械振興協会 釡会長、
経済産業省 製造産業局 伊吹局長、IHI原動機 技術センター アンモニアプロジェクト部長 戸田、
同社 佐々木、同社 舶用事業部長 水澤

 地球温暖化対策として、重油を使用しているエンジンにおいても、カーボンフリー燃料への転換が求められています。その中で、燃焼時にCO2を排出しないアンモニア燃料への転換が有力候補のひとつとなっています。一方、アンモニアは重油に比べて燃焼性が低く、燃料転換には技術的な課題がありました。
 IHIグループでは、2020年度よりレシプロエンジンでアンモニア燃料を使用するための基礎検証を開始し、着火条件の解明と連続燃焼条件の確立に成功しました。さらに、実証船向けエンジンの開発を推進してきました。( *1)

 今回の受賞は、商用利用を前提とした世界初のアンモニア燃料タグボート「魁」の実証航海( *2)が2024年度に成功したことなどにより国際燃焼機関会議(CIMAC Congress2025)にてCIMAC会長賞を受賞したほか、持続可能な社会の実現に貢献する技術基盤を構築した点を高く評価いただいたことによるものです。本実証により、アンモニア燃料機関技術が、海運業界におけるGHG(地球温暖化ガス)排出削減に有効であることが確認されました。この技術は、海事分野における脱炭素化に大きく貢献するだけでなく、内燃機関の燃料転換や持続可能な社会の実現にも寄与する基盤技術となります。

 IHIグループでは、燃料アンモニアの利活用モデルを普及させる開発に取り組んでいます。カーボンフリー燃料の早期社会実装とグローバルな環境負荷低減に向け、さらなる技術革新とインフラ整備を進めてまいります。

 
(*1)これまでの開発の取り組み:
2020年度から4ストロークレシプロエンジンでアンモニア燃料を使用するための基礎試験に着手し、RCEM(急速圧縮膨張装置)を用いてアンモニア燃料への着火条件を調査した上で、単気筒試験機を用いてアンモニア燃料の連続燃焼条件を確立しました。
2021年度からはNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業として、日本郵船株式会社、日本シップヤード株式会社、株式会社ジャパンエンジンコーポレーション、IHI原動機の4社が、一般財団法人日本海事協会の協力を得て「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」に取り組み、その一環としてIHI原動機がアンモニア燃料タグボート「魁」に搭載するエンジンの開発を実施しました。
   
(*2) 実証航海について:
2024年8月~11月まで横浜港で実証航海を行いました。アンモニア燃料混焼率およびGHG(地球温暖化ガス)削減率はいずれも90%以上、混焼率は最大で約95%を達成し、排気中に含まれるアンモニア、およびN2O(亜酸化窒素)濃度は、排気後処理装置後でほぼゼロを達成しております。

【関連プレスリリース】
2025年3月28日プレスリリース
商用利用を前提とした世界初のアンモニア燃料タグボート「魁」の実証航海が完了
https://www.ihi.co.jp/all_news/2024/resources_energy_environment/1201333_13676.html

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