東京ガス扇島LNG基地の地下式LNGタンクがギネス世界記録™に認定
IHIグループの株式会社IHIプラント(社長:青木亮治、以下「IHIプラント」)が清水建設株式会社(社長:新村達也、以下「清水建設」)と施工した、東京ガス扇島LNG 基地(神奈川県横浜市)の4 号地下式LNG タンク(容量25 万m3、以下「本タンク」)が「Largest in-ground LNG storage tank(最大のLNG地下タンク)」としてギネス世界記録™に認定され、本日、認定証贈呈式が執り行われました。本認定は、東京ガス、清水建設、IHIプラントが連名で取得したものです。
写真左から
清水建設 土木営業本部 副本部長 渡辺浩二 氏
ギネス世界記録 公式認定員 関岡智美 氏
東京ガス エネルギートレーディングカンパニー エネルギーアセット統括部長 竹村洋行 氏
IHIプラント 取締役 ライフサイクルビジネスセンター長 栗山和秀
本タンクは、大阪城の天守閣がすっぽり収まるほどの巨大構造物で、一般家庭約36 万軒の1 年分の都市ガス使用量に相当する容量を備えています。2013 年の本タンク竣工以来、東京ガスが10 年以上にわたり無事故で本タンクの安定運用を続けてきた中で、世界最大級の本タンクに導入した多くの新技術が実運用の中で確かな信頼性を獲得した結果、世界に示すべき成熟した技術であると判断され、今回のギネス世界記録™認定に至りました。
本タンクの施工は、清水建設、IHIプラント(当時はIHIのプラント部門およびIHIプラント建設株式会社)の共同企業体が担当しました。敷地制約がある中で大容量化を実現し、高品質でコスト低減を図るべく覆土式屋根構造や最新テクノロジーを駆使した耐震設計を行い、より大きな圧力に耐えるため高強度鉄筋や高圧縮強度保冷材が採用されています。本タンクの建設には、2社が長年にわたって蓄積してきたノウハウと技術開発の成果が生かされています。
IHIプラントは、本タンクの建設において鋼製屋根およびLNGを貯蔵する内槽(メンブレン)、保冷工事等の機械工事部分を担当しました。1970年に東京ガス根岸LNG基地に日本で初めて建設された地下式LNGタンクを施工して以降、37基の地下式LNGタンクを建設しております。地下式LNGタンクは東京ガスとの共同開発からスタートした純国産技術であり、LNGの温度変化による膨張・収縮に対応するためのメンブレンをはじめとした独自技術を持ち、日本のLNG導入拡大とともに大容量化に積極的に取り組んでまいりました。
IHIプラントは地上式LNGタンクも含め、国内外で数多くのLNGタンクの建設実績を有するトップメーカーです。LNGタンク・ターミナル分野における豊富な実績と高い技術力を活かし、今後とも持続可能なエネルギートランジションを推進し、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
<参考>
■本タンクの主な仕様
| 貯蔵容量 | 250,000m3 | |
| 貯蔵液 | ・液化天然ガス(LNG) ・設計温度:-162℃ ・設計圧力:23.5kPa ・液密度 :475kg/m3 |
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| 主要寸法 |
・貯槽内径:72,000mm(メンブレン内径) ・最高液深:61,700mm |
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