株式会社IHIエアロスペース

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ニュース

2025年

2025/04/08
「きぼう」日本実験棟が航空宇宙技術遺産に認定

株式会社IHIエアロスペースが開発に携わった日本初の軌道上有人実験施設「きぼう」日本実験棟が、日本航空宇宙学会より「航空宇宙技術遺産」に認定されました。認定証贈呈式は、2025年4月4日に東京大学本郷キャンパスの安田講堂(東京都文京区)にて開催され、開発を主導した宇宙航空研究開発機構(JAXA)をはじめ、協力企業など計11社に認定証が授与されました。

「航空宇宙技術遺産」は、日本の航空宇宙技術発展史を形づくる画期的な技術を顕彰する制度です。

【認定証に記載されている認定理由】
「きぼう」日本実験棟(Japanese Experiment Module“Kibo”)は、国際宇宙ステーション(ISS)を構成する日本の保有するモジュールであり、日本が初めて開発した有人の長期滞在に対応した大型宇宙システムである。船内実験室に加えて、日本独自のアイデアにより、船外実験プラットフォーム/ロボットアーム/エアロックによる曝露空間での実験能力を有すること、船内保管室/船外パレットにより補給能力を、独自の衛星間通信により通信能力をそれぞれ拡大するなど、ISSでもユニークな機能を有するモジュールとなっている。 「きぼう」の開発は、日本で初めての有人宇宙システムの開発であるだけでなく、世界でも初めての国際協力による有人宇宙ステーションの開発であり、有人宇宙システムのプロジェクト管理、大型有人宇宙システムの統合、有人安全評価・管理、有人信頼性管理、有人システム維持機能、生命維持、クルーインターフェース、有人宇宙活動支援など、数多くの有人宇宙技術を獲得した。
以上により、日本の航空宇宙技術の発展において大きな足跡を残すものであるとして、航空宇宙技術遺産に認定する。

当社は、「きぼう」の開発において、船外実験プラットフォームのほか、船外パレット、船内実験室の熱制御系・実験支援系の開発・提供を担いました。

今後も株式会社IHIエアロスペースは、培ってきた確かな技術力を基盤に、宇宙利用への世界的な関心の高まりに応えるとともに、人類の活動領域の拡大や日本の宇宙産業の発展に貢献してまいります。
認定証の写真

2025/04/04
小型月着陸実証機「SLIM」が、第54回日本産業技術大賞の「文部科学大臣賞」を受賞

株式会社IHIエアロスペースと明星電気株式会社が開発に携わった小型月着陸実証機「SLIM」が、日刊工業新聞社主催の第54回日本産業技術大賞において「文部科学大臣賞」を受賞しました。本賞は、開発を主導した宇宙航空研究開発機構(JAXA)やプライムコントラクタである三菱電機をはじめ、協力会社を含む計13社による合同受賞となり、2025年4月2日に経団連会館(東京・大手町)で開催された贈賞式にて、賞状と表彰盾が授与されました

日本産業技術大賞は、日本の産業技術発展に貢献した技術成果を毎年選定し、これを開発・実用化した企業やグループを顕彰する制度です。

「SLIM」には、当社が開発・製造した「姿勢制御用スラスタ」が12台搭載されており、これらのスラスタはロケットからの衛星分離以降の姿勢制御に加え、月面近くでの最終着陸時には画像照合などの情報に基づく誘導制御の指示に応答し、常に最適な状態に姿勢を整える重要な役割を果たしました。この技術により、「降りたいところに降りる」ピンポイント月面着陸の実現に大きく貢献しています。
「SLIM」で実証された技術は、火星衛星探査計画(MMX)や月極域ミッションなど、日本の宇宙探査に重要な役割を果たす事が期待されています。今回のSLIMの成功に貢献し、表彰を受けたことを大変光栄に思います。

株式会社IHIエアロスペースは、今後も確かな技術力を基盤として、宇宙利用への世界的な関心の高まりに応え、人類の活動領域の拡大や日本の宇宙産業の発展に貢献してまいります。
表彰を手に持ったIAメンバーの集合写真

2025/02/04
H3ロケット5号機打上げ成功

H3ロケット5号機が2025年2月2日17時30分00秒に宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターから打ち上げられ、搭載した「みちびき6号機」(準天頂衛星)の分離に成功しました。

開発を主導されたJAXA、プライムコントラクタとして機体開発を取りまとめた三菱重工業株式会社をはじめ、関係された多くの皆様に深い敬意を表します。

当社株式会社IHIエアロスペースは、H3ロケットの固体ロケットブースタ(SRB-3)、第2段ガスジェット装置、各種火工品の開発・製造を担当し、今回の打上げ成功に貢献できましたことをたいへん光栄に思います。H3ロケット5号機の打上げ成功は、4号機の打上げ成功に引き続き、我国宇宙産業の発展ならびに国際競争力向上に資するものと考えており、当社は今後ともロケット関連の技術開発とその研鑽に励み、日本の宇宙産業に貢献して参ります。

2025/01/07
2025年秋以降、上信電鉄で当社オリジナルデザインのラッピング電車を運行します

2025年1 月 7 日に 、株式会社IHIエアロスペースは 上信電鉄株式会社(以下、上信電鉄)とラッピング電車を運行するための契約を締結しました。

「群馬から宇宙へ」― 夢と希望に満ちたロケット開発に長年たずさわってきた当社をもっと身近に感じてほしい、そして、ファンになってほしい。そんな願いを込め、当社のイメージカラーである青色と宇宙に飛んでいくロケットをあしらったデザインを予定しています。

※今後、デザインが変更になる可能性があります。

今年創業130年を迎えられる西毛(群馬西部)の伝統ある上信電鉄は、弊社の連絡バスの発着駅でもある高崎駅や本社の最寄りである東富岡駅、独身寮のある上州七日市駅などを含む、高﨑~下仁田駅間を約60分で結ぶ電車を運行しています。地域に根差した上信電鉄は、従業員にとっても身近な存在です。上信電鉄でオリジナルラッピング電車を運行し、生活の中で利用できることに喜びを感じています。

具体的な運行開始時期が決まりましたら、改めて掲載します。

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