生物多様性の保全
東近江市愛知川流域の農業水路の環境保全(IHI、IHIインフラ建設)
IHIとIHIインフラ建設(IIK)は、IIK滋賀工場(滋賀県東近江市)近隣を流れる愛知(えち)川流域の農業水路における水マネジメントに携わるとともに、周辺流域の環境保護活動を行っています。農業水路の清掃や環境整備を行うことで、その排水先となる愛知川の固有種であるビワマスや、アユの生育環境の改善にもつながっています。
(GBFターゲット1「空間計画MP策定と効果的管理」の取り組み)
東京湾アマモ場再生活動への協力(IHI横浜事業所)
IHI横浜事業所は、2008年より「金沢八景東京湾アマモ場再生会議」が主催するアマモ場再生活動に近隣企業と共に参加しています。アマモ場再生活動とは、アマモの種を採取し、大きく育てたのちに海に植え、アマモ場を広げる活動です。アマモは「海のゆりかご」とも呼ばれ、小魚の隠れ家として生物多様性に貢献するとともに、光合成によるCO2の固定化にも寄与します。
(GBFターゲット8「気候変動対策」の取り組み)
在来種杉田梅の保護(IHI横浜事業所)
IHI横浜事業所は、立地する神奈川県横浜市磯子区杉田地区の在来種である杉田梅の保護活動を行っています。事業所内にある約3,000m2の空き地を活用して、2023年1月に杉田梅の苗木を植樹し、約30本の幼木を育てました。2024年2月には、植樹から1年経って花を咲かせた幼木もありました。
(GBFターゲット4「種・遺伝子の保全」の取り組み)
生物多様性の生息環境の開示(IHI相生事業所)
IHI相生事業所は、相生湾と山林に囲まれた豊かな自然環境の中に立地しています。事業所面積の約7割を占める緑地において、動植物調査やグリーンインフラ整備などを通して、生物多様性のポテンシャルを確認してきました。2018年度(第6回)から、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)により「いきもの共生事業所」として認証されています。
(GBFターゲット2「生態系の回復」の取り組み)