Change
Location

現在は日本サイトをご利用中です

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(三井住友信託銀行)

IHIは、三井住友信託銀行株式会社と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(資金使途を限定しない事業会社向け投融資タイプ)」の融資契約を締結しました。

本契約は、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資です。 企業の活動、製品、サービスによるSDGs達成への貢献度合いを評価指標として活用し、開示情報に基づきモニタリングを行い、エンゲージメントを通じて活動を支援していくことが最大の特徴です。

インパクト評価

IHIがSDGs達成に対しインパクトを与える以下のテーマについて定性的,定量的に評価を受けています。

テーマ 内容 目標と指標(KPI) SDGs
カーボンニュートラル実現への貢献 2050年のバリューチェーンでのカーボンニュートラル実現への取り組み
  1. (a)アンモニア燃焼設備の開発・実用化

    目標
    • 2024年度までに温室効果ガス排出量を20%削減するアンモニア混焼ガスバーナーを開発・実用化
    • 2025年度までに温室効果ガス排出量を100%削減するアンモニア専焼ガスタービン(2,000kW級)を開発・実用化
    指標(KPI)
    アンモニア燃焼設備の開発・実用化に向けた取り組み状況
  2. (b)メタネーション技術の開発・実用化

    目標
    2030年にメタン合成量(10 Nm3 /h規模)において、既存技術を上回るエネルギー変換効率60~65%(補器損込)を実現
    指標(KPI)
    メタネーション技術の開発・実用化に向けた取り組み状況
  3. (c)グリーントランスフォーメーション実現

    目標
    グリーントランスフォーメーション実現に向けた産・学・官・金とのオープンな連携による協働ソリューションの実現・実用化
    指標(KPI)
    グリーントランスフォーメーション実現に向けた産・学・官・金とのオープンな連携による協働ソリューションの実現・実用化に向けた取り組み状況
CO2排出量の削減 工場・事務所などにおけるCO2排出量を,省エネルギー機器の採用や,老朽化設備の更新,アンモニアなど自社の新技術の採用により削減する
目標
  • 政府方針(2030年度までに2013年度比46%削減)に沿うCO2排出量削減
  • 工場・事業所などにおけるCO2排出原単位を前年度比1%低減
指標(KPI)
CO2排出原単位(t-CO2/億円)
持続可能な社会の実現 工場・事務所等における環境負荷軽減
  1. (a)環境法令遵守

    目標
    環境法令違反と重大な環境事故発生ゼロ
    指標(KPI)
    • 環境法令違反件数
    • 重大な環境事故発生件数
  2. (b)廃棄物の3R(Reduce, Reuse, Recycle)の推進

    目標
    廃棄物排出量について2018年度実績を上回らないこと
    指標(KPI)
    廃棄物排出量(トン)
  3. (c)適正な水利用の管理

    目標
    取水量について2018年度実績を上回らないこと
    指標(KPI)
    取水量(千㎥)
ダイバーシティ&インクルージョン推進 多様な人材の活躍
目標
2030年までに役員に占める女性比率を30%以上にする
指標(KPI)
役員に占める女性比率(%)

第三者意見

上記の評価のKPIに基づくインパクトについて,株式会社日本格付研究所より多様性・有効性・効率性・追加性などの観点からIHIの事業活動がポジティブなインパクトがもたらされると評価されております。

株式会社日本格付研究所による第三者意見書
リンク:https://www.jcr.co.jp/download/9b48a4c43b64e4146db3bdbf0aedadcddaa42dc44894bda721/22d1538.pdf

外部リンク

上記の評価のKPIのモニタリング状況について,三井住友信託銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンスの取組み事例」に掲載されております。

ポジティブ・インパクト・ファイナンスの取り組み事例(株式会社IHI)

本件に関するプレスリリース

サステナブル・ファイナンストップへ