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IHIは、取締役会の実効性を高めるため、2015年度から取締役会評価を毎年実施しています。
評価の独立性や客観性を高める観点から3年に一度の頻度で第三者評価機関による評価を行っており、直近では2024年度に実施しました。
IHIグループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向けて、取締役会の実効性向上に継続的に取り組んでいきます。

基本的な実効性評価プロセス

取締役、監査役全員を対象としたアンケート、アンケート結果の集計・分析、対象役員全員へのヒアリング、取締役会の自己評価としてとりまとめ、改善すべき課題の抽出

実効性評価と評価結果を受けた取り組み

実施項目 評価結果 評価結果を受けた取り組み
2024年度
評価
第三者評価
  • 第三者機関によるアンケート分析および役員全員のヒアリング、ならびにそれらを踏まえた総合的な評価
<総合評価>
  • 重要な経営の意思決定機能や監督機能は実効的に機能している

<抽出された課題>

  • 事業ポートフォリオやビジネスモデル構築などの中長期的な戦略や経営上の重要事項(人財戦略、グループガバナンス、リスクマネジメントなど)に関する議論の一層の充実
  • 取締役会の限られた時間を最大限に生かす議事運営
<2025年度の取り組み方針>
  • 新しい中期経営方針の策定に向けた議論を中心に、経営上の重要事項について年間を通じて議題を配置、十分な議論の機会を確保
  • 取締役会の限られた時間を最大限に生かし、充実した議論を実現するための運営上の工夫および改善
2025年度
評価
自己評価
  • 第三者評価機関の支援を受けながら、
    • 取締役および監査役全員を対象にした匿名のアンケート
    • アンケートの分析結果を基にした対象役員全員への個別ヒアリング
    を実施
  • アンケートおよび個別ヒアリングの集計・分析の上、取締役会に報告し、取締役会にて自己評価および改善すべき課題を抽出

アンケート項目は、「取締役会の構成・運営」「取締役会での議論」「取締役会の役割・機能」「指名諮問委員会および報酬諮問委員会の運営・議論」「社外役員への支援体制」「投資家や株主との関係」などを設定

<総合評価>
  • 引き続き取締役会の実効性は確保されており、事業ポートフォリオに関する議論が進捗した

<抽出された課題>

  • 今後の取締役会のさらなる実効性向上に向けて、事業の前提となるガバナンス体制や長期的な視点での経営戦略に関する議論の一層の充実が必要
<2026年度の取り組み方針>
  • 経営上の重要事項であるガバナンス体制、将来の事業ポートフォリオを実現する成長投資、DX、人財育成などについて、社外取締役および社外監査役の議論などを踏まえ、年間を通じた議題配置を行うことにより、十分な議論の機会を確保
  • 取締役会の限られた時間を最大限に生かし、充実した議論を実現するための運営上の工夫および改善として、取締役会資料の高度化や議事運営の見直しなどを実施
  • 連結子会社における一連の不適切行為を踏まえ、再発防止策の進捗に関する継続的なモニタリング、従業員一人一人がコンプライアンスを自分事として意識し徹底する組織風土への変革および不適切事案を起こさせない体制を構築

取締役・監査役への支援体制

IHIでは、取締役会審議の活性化を図る観点から主に下記の対応を行っています。

  • 取締役会資料の事前配布(取締役会の1週間前をめどに配布)
  • 全ての独立社外取締役・独立社外監査役への事前説明の実施(担当部門より説明の上、質疑応答を実施)
  • 中長期の経営テーマに関する議論などを目的とした、全ての独立社外取締役・独立社外監査役が出席するオフサイトミーティングの実施
  • 独立社外取締役・独立社外監査役による議論などを反映した取締役会年間議題一覧の策定

加えて、取締役・監査役がその役割・責務を果たすために必要な知識の習得に向けて、各役員の要請に基づく有識者・専門家を招いたセミナーの開催や社外セミナーへの参加などを随時会社負担により実施するとともに、IHIの事業や製品に関する理解の深化を目的として、定期的に事業拠点・建設現場などの視察を実施しています。2025年度は国内の工場および事業所の視察を行いました。

また、監査役の職務執行を補佐するために監査役事務局を置き、社外監査役に対しては、その職務執行を補佐するとともに、常勤監査役から日常の監査状況について報告し、情報の共有を図っています。

2026年度に取締役会事務局などを担うコーポレートセクレタリー部を新設し、取締役・監査役への支援の充実を進めています。取締役会議長を務める独立社外取締役に対しては、取締役会開催前に個別ブリーフィングの機会を設定し、各議題の背景や検討経緯、想定される論点などについて情報提供し、取締役会議長としての議事運営に資するサポートを行っていきます。

引き続き全ての取締役・監査役がその役割・責務を実効的に果たせるよう支援していきます。

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