株主・投資家とのコミュニケーションの考え方
IHIグループは、株主・投資家の皆さまへの適時・適切な会社情報の開示が健全な金融商品市場の根幹をなすとの認識の下、株主・投資家の皆さまと信頼関係の強化を図るため、コミュニケーションの機会を積極的に設けています。また、株式投資家に加え、債券投資家との対話も積極的に行っています。
さらに国内だけではなく海外投資家の皆さまにもIHIグループの事業活動への理解を深めていただけるよう、積極的なコミュニケーション活動を行っています。
2024年度は経営層が北米・欧州・アジアを訪れ、現地の機関投資家の皆さまとの対話を実現しました。
適時・適切な情報開示
IHIグループは、各種開示資料の充実を図り、その内容をインターネットで配信するなど、積極的で公平な開示に努めています。
情報開示については、透明性の高い経営の全社的推進を基本理念に、資本市場関係者に対して、経営または業務に関する重要情報を、常に株主・投資家の視点に立ち、迅速・正確・継続的・公平に開示しています。そして、経営の方向性と主要な業務について、誠実に説明責任を果たすことを基本方針としています。
株主・投資家との主な対話実績(2024年度)
投資家 |
- 604社(国内投資家180社、海外投資家424社)
- グロース、バリューなどのアクティブ投資家を中心に、幅広い投資スタイルの国内外機関投資家のアナリスト、ポートフォリオマネージャー、ESG担当者、議決権行使担当者など
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IHI対応者 |
CEO |
- 決算説明会 2回
- 国内・海外機関投資家との対話 28回
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グループ財務担当役員 |
- 決算説明会 4回
- 国内・海外機関投資家との対話 101回
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副社長執行役員、各執行役員、事業領域長 |
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IR/SR担当者 |
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債券投資家との対話実績(2024年度)
投資家 |
- 19社(債券投資家12社、銀行3社、金融機関4社)
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主な対応者 |
- 副社長執行役員、グループESG担当役員、グループ財務担当役員、財務部など
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主なテーマ |
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株主・投資家との主な対話テーマ(2024年度)
分類 |
対話の主なテーマ |
全般 |
- 事業ポートフォリオに関する議論の状況
- 民間エンジン事業の中長期的な売上成長・収益性の見通し
- PW1100G-JMエンジンの追加検査プログラムの対応状況
- 防衛事業の今後の見通し
- 燃料アンモニアバリューチェーン事業の収益化の見通し
- キャッシュ創出に向けた取り組み(運転資本削減・CCC改善)の状況、キャッシュアロケーションに関する方針
- 資本コストや株価を意識した経営についての検討状況
- バランスシート改革の進捗状況
- 子会社の一連の不祥事を受けての取締役会での議論の状況および再発防止策の進捗
- 実効性のあるグループガバナンスの再構築に向けた取り組みの進捗
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E |
- 「IHIカーボンニュートラル2050」の実現に向けた取り組みの進捗
- Scope3排出量の今後の見通し
- 気候変動対策におけるIHIグループの強みや独自性
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S |
- グループ人財戦略における具体的な取り組み内容
- 人的資本に関する投資の規模
- 人財のリソースシフトの規模感・進捗状況
- 従業員意識調査の結果の活用状況
- サプライチェーン上で想定される人権リスク
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G |
- 取締役会の実効性
- 社外取締役の活動状況
- 取締役会の構成
- ESGやサステナビリティに関する取締役会での議論の状況
- 政策保有株式の保有に関する方針改定の背景
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