IHIエアロスペース本社で「富岡ロケット祭り」を開催しました
2024年9月7日に、群馬県富岡市のIHIエアロスペース本社で「富岡ロケット祭り」を開催しました。この祭りは、従業員とその家族、地域の方々、お取引先などへ日頃の感謝を伝え、楽しんでいただくことを目的として毎年開催しています。今回は、今年4月に本社所在地を富岡市に変更してから初めて開催するロケット祭りとなりました。当日はよく晴れて大変暑い日だったにもかかわらず、昨年より2割も多い約3800名の方にご来場いただきました。


本社正門前に設置しているイプシロンロケットのモニュメントは、富岡ロケット祭りに合わせて、定期的に煙が出る仕掛けが施されました。モニュメントの前には、フォトスポットエリアを設け、多くの来場者が記念撮影を行っていました。


オープニングでは、並木社長による開催宣言が行われました。続いて、本社移転セレモニーとして、富岡市長、群馬県産業経済部長、富岡商工会議所会頭、富岡市小野地区長会会長、並木社長の5名によるくす玉割りと鏡開きが行われました。桝酒は来場者にもふるまわれました。


メイン会場では、職場ごとに工夫を凝らした模擬店が25店舗並びました。班長会はたい焼きを販売して大盛況でした。経営企画部やDX推進部などが合同で販売したたこ焼きは、売り子の活躍もあって列が絶えませんでした。毎回好評な、労働組合による群馬名物の焼きまんじゅうも2時間足らずで完売してしまいました。食べ物以外にも、子ども向けにヨーヨーやスーパーボールすくいなどの模擬店も出店し、模擬店スタッフ自身も楽しみながら祭りに参加していました。



例年恒例となっている子ども向けペットボトルロケット教室は、今年はより多くの方にロケットの打ち上げ体験していただくため、従来行っていた製作工程を省き、モデルロケットおよびペットボトルロケットの打ち上げ体験へと変更しました。
モデルロケット打ち上げ体験では、火薬に点火して飛ばすロケットを、導火線を繋いで発射台にセットし、上空や周囲の安全確認をしたのち、子どもたちにスイッチを押して飛ばしてもらいました。受付時間前から予想以上の希望者が集まり、モデルロケットの打上げ体験の整理券は早々に配布終了となりました。火薬を使った本格的なロケットの打上げを経験した子どもたちは、垂直に飛び立つロケットの速さと高さに驚いていました。
また、ペットボトルロケットの打ち上げ体験の参加に制限はなく、製作体験は難しい小さい子どもたちも保護者の方やスタッフの力を借りながら手押しポンプを使って空気を充てんし、カウントダウンに合わせてペットボトルロケットを空高く飛ばしました。ペットボトルロケット打ち上げ体験もとても盛況で、終了時刻ギリギリまで子どもたちが並んでいました。


その他にも、今年は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証5号機の実証テーマの一つに決定した超小型衛星「KOSEN-3」に関わる高専生によるブースを設置し、来場者だけでなく従業員も興味津々で説明を聞いていました。


開催にあたり、IHIエアロスペースでは、約半年前から従業員一同で準備を進めてきました。今後も、従業員の家族や地域の方々、従業員自身がより楽しめるロケット祭りを開催し、地域に根差した企業となることを目指していきます。