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豊洲IHIビルで、「IHIグループ全社員ミーティング〜171年目からの未来をみんなで一緒に考えよう!〜」を開催しました

 IHIグループは、2024年11月21日に東京都江東区の豊洲IHIビルにて、従業員向けのイベント「IHIグループ全社員ミーティング〜171年目からの未来をみんなで一緒に考えよう!〜」を開催しました。
 本イベントは、創業170周年の節目に、経営層と従業員の双方向のコミュニケーションを活性化させることを目的として開催されました。関係会社や海外拠点も含めたIHIグループ全従業員を対象として行い、会場の様子をオンラインでも配信しました。会場では200名以上が参加し、オンラインでは世界中から1000人以上が参加しました。

豊洲IHIビル会場の様子
豊洲IHIビル会場の様子

 当日は、豊洲IHIビル1階アトリウムの特設会場にて、井手社長とのトークセッションとパネルセッションを行いました。
トークセッションでは、フリーアナウンサーの須黒清華さんを聞き手役に、井手社長から、現在のIHIグループを取り巻く環境や今後の経営の方向性、それらを踏まえた従業員に期待することなどが共有されました。パネルセッションでは、ゲストに元宇宙飛行士でIHIエグゼクティブ・アドバイザーの野口聡一氏と、クロスフィールズ代表理事/共同創業者の小沼大地氏を迎え、井手社長と人事部DE&Iグループの担当者を加えた4名で、「なぜ、私たちはDE&Iに取り組まなければならないのか?」をテーマにディスカッションを行いました。
 IHIグループでは、DE&Iを推進するため、2024年を「DE&I元年」と位置づけています。当日、井手社長からは、 DE&Iを推進する重要性が語られたほか、ゲストからは従業員一人一人がDE&Iを自分事化するうえでの、考え方のヒントをお話しいただきました。イベントの最後には、井手社長から全従業員に対し、「一人一人がDE&Iについて考え行動することで、IHI グループの未来を形作っていきましょう」とのメッセージを伝えました。

 このイベント会場のバックパネルには、障がいのある作家のアート作品をIP(知的財産)ビジネスとして展開する株式会社ヘラルボニーと共に制作したオリジナルアートを使用しました。このオリジナルアートは、ヘラルボニーの契約作家である藤田望人さんによるもので、タイトルは「人が人を想う、ものづくり」です。IHIの創業170周年とDE&I元年を記念して、力強くも遊び心溢れる作品を制作していただきました。制作されたオリジナルアートは、イベント終了後も従業員が日頃からアートや多様性に触れられるよう、オンライン会議の背景としても配布されました。

「人が人を想う、ものづくり」 藤田 望人
「人が人を想う、ものづくり」 藤田 望人

 また、本イベントの開催に合わせ、11月20日~22日の3日間限定で、DE&I自分事化プログラムとして「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を豊洲IHIビルにて行いました。ダイアログ・イン・ザ・ダークは、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが提供しているプログラムで、完全に光を閉ざした「純度100%の暗闇」の中で、「アテンド」と呼ばれる特別なトレーニングを積んだ視覚障がい者スタッフの先導により、視覚以外の様々な感覚を使った体験を行い、新たな気づきを発見するプログラムです。
 今回、所属・年代・性別の垣根無くグループを分け、暗闇の中で感性を研ぎ澄ませ、グループで協力しながら様々なワークを行い、心も体もほぐれたあと、「IHIの171年目からの未来」について対話を行いました。3日間合計で300名以上の従業員が参加し、それぞれの想いが溢れる空間となりました。
 参加した従業員からは、「外見や役職などによる思い込みや決めつけをしないことが必要だと感じた」「目の前にいる人の属性にとらわれず、相手の意見を聞き、学びを得たいと思った」などの感想がありました。参加者は、視覚情報を完全に失った中での体験を通して、コミュニケーションの難しさや自身が持つ先入観に気づき、対話や伝え方の重要性について理解を深めることができました。

 これらのイベントを通じて、IHIグループの従業員一人一人が、会社と自分自身の未来やDE&Iの価値観について考えるきっかけとなりました。今後も、従業員がよりDE&Iを身近に考えるための取り組みを行うとともに、DE&IをIHIグループの文化にまで高められるよう、誰もが十分に力を発揮できる職場づくりを推進していきます。

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