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「DE&I推進月間」として、社内で様々なイベントを開催しました

 IHIグループでは、2024年をDE&I元年と定め、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の推進に積極的に取り組んでいます。毎年12月は「DE&I推進月間」として、従業員一人一人にDE&Iを身近に考えてもらうための取り組みを集中的に行っています。2024年は、「みんなで DE&I について知ろう、気づこう、話そう!」をテーマに、DE&Iに関する様々なイベントや情報発信を行いました。

■国際人権デー(12月10日)に寄せた井手社長のメッセージ配信
 IHIグループ従業員全員に、井手社長のメッセージを配信しました。メッセージでは、「人権を尊重する上で、一人一人の意見や価値観を認めることが大切である。従業員一人一人が安心して意見を発信できる職場づくりと、普段とは異なる環境で新しい考えに触れて変化し続けることが必要である」ことを伝えました。

■仕事と介護の両立オンラインセミナー
 IHIグループの全従業員を対象として、介護に関する基礎知識を深め、仕事と介護の両立について考える機会を提供するためのオンラインセミナーを開催しました。「事例を通して考える在宅介護と施設介護」をテーマに、株式会社ベネッセシニアサポートの松井秀夫講師(介護支援専門員)に講義をしていただきました。当日は約150名が参加し、介護に対する理解を深め、公的支援・社内制度を利用するための知識を得ることができました。
 参加者からは、「介護を自分だけでやらなくてよい、という気づきがあった」「タイムリーな内容だった」などの感想があり、一人一人の状況に応じた気づきが得られる機会となりました。

仕事と介護の両立オンラインセミナー(株式会社ベネッセシニアサポート提供)
仕事と介護の両立オンラインセミナー(株式会社ベネッセシニアサポート提供)

■LGBTQ+アライ※1カンファレンス
 IHIグループのアライメンバーを対象にLGBTQ+アライカンファレンスを開催し、約100名がオンラインで集まりました。当日は、株式会社BAMIRI代表の黒川鮎美さんにご参加いただき、黒川さんが監督を務めた短編映画「息子と呼ぶ日まで」を、参加者全員で鑑賞しました。本映画は、トランスジェンダー男性が父親との確執を家族やパートナーと共に乗り越えていく姿を描いた作品です。2024年11月に公開され、企業研修としては初めての上映となりました。上映会には、本映画の主演俳優でありトランスジェンダー男性当事者でもある合田貴将さんにも参加していただきました。
 上映後は、黒川さんによるLGBTQ+に関するレクチャーと、合田さんによるトークショーを行いました。トークショーでは合田さんのライフヒストリーや、アウティング※2につながりかねない事例を通して、LGBTQ+当事者の方の思いに触れ、アライとしてどう行動するべきか考える時間となりました。
 参加者からは、「当事者の方の声を聴く機会は貴重であり心にとどめたいと思った」「当事者の方への言葉遣いの問題もあるが、何より根底に当事者の方への理解と支援が大切だと感じた」などの感想がありました。

  • 1 アライ(ALLY):「同盟」「支援者」の意味で、LGBTQ+を理解し支援する人を指します
  • 2 アウティング:性的指向や性自認について、本人の了承を得ずに、第三者が勝手に他人に伝えてしまうこと

 この他にも、推進月間中には、DE&Iに関するトピックスを掲載した「DE&Iレター」を毎週メール配信するとともに、国内拠点で働くIHIグループ従業員を対象にe-ラーニング「アンコンシャス・バイアス※3講座」を行いました。
 IHIグループは、今後もDE&Iに関する取り組みを推進し、DE&Iの考え方をグループの文化に根付かせるとともに、従業員一人一人が持つ力を発揮して活躍できる組織風土の醸成に取り組んでいきます。

  • 3 アンコンシャス・バイアス:無意識の偏見や思い込みから偏ったものの見方をしてしまうこと

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