IHIグループ人権啓発推進委員会において「障がいから考えるDE&I」の講演会を開催しました
IHIグループは、2025年3月6日にIHI豊洲本社(東京都江東区)にてIHIグループ人権啓発推進委員会を開催し、その中で「障がいから考えるDE&I」をテーマとした講演会を行いました。
本講演は、グループのDE&I意識啓発を目的として実施し、講師にはEY Japan DE&Iリーダーの梅田 惠様をお招きしました。当日は事業領域長およびコーポレート部門長をはじめ、人権啓発推進活動の担当者もオブザーバーとして参加しました。講演会の様子は、オンラインでの配信も行い、合わせて43名が聴講しました。

梅田様からは、まず障がいの定義や障がい者を取り巻く現状、合理的配慮※の解釈などについて紹介いただきました。次に、DE&I推進に重要なこととして、インクルージョン(包含・一体性)を実現すること、そのためには組織の内部にいるインサイダーと組織の外にいるアウトサイダーの視点を意識して行動する必要があることを説明いただきました。
最後に、障がい者の就労やキャリア形成の可能性を広げるために必要なこととともに、梅田様が携わった事例を紹介していただきました。かつて勤務していた日本IBMでの事例として、同社におけるキャリアアップにとどまらず同社外にも活躍の場を広げた方の成功要因と、健常者と区別なく仕事のチャンスを得て長く勤めあげた方の思いについて紹介いただきました。さらに現在所属しているEY Japanの事例として、障がい者の雇用や就労状況を目指した取り組みや障がいのある家族をもった従業員や障がい当事者によるネットワークなどについても、梅田様の想いとともに紹介いただきました。


IHIグループでは、障がい者の法定雇用で定められた要請に応えるとともに、DE&Iの視点から、障がいのある方たちが持てる能力を最大限に発揮できるために必要な取り組みを今後も続けていきます。
- 合理的配慮とは、障がいの有無に関係なくすべての人々が平等に社会生活を送れるようにするため、日常生活にあるさまざまな障壁を取り除くこと