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次世代人材の育成

そうまIHIグリーンエネルギーセンター(SIGC)にて相馬市立日立木小学校向けにキャリア教育を実施しました

 IHIは2025年6月26日、福島県相馬市のそうまIHIグリーンエネルギーセンター(SIGC)※1で、相馬市立日立木小学校向けにキャリア教育を実施しました。本プログラムは、相馬市主催によるキャリア教育の一環で、市内の小学校を対象に、子どもたちが地元企業の見学を通じて仕事内容を知ることで、将来の仕事に対するイメージを持つことを目的としたものです。IHIは毎年相馬市内の小学生を受け入れており、4回目の開催となった今年は、6年生の17名が参加しました。

 SIGCはIHIと相馬市が共同で運営する施設で、太陽光発電による再生可能エネルギーの地産地消と水素利活用技術の実証研究を目的としています。 IHIは、SIGCの取り組みや再生可能エネルギーと水素、それらに関連する科学技術を子どもたちに身近に感じてもらうため、前半は概要説明、後半は施設見学に分けて本プログラムを実施しました。

 前半では、IHIの省エネ活動や再生可能エネルギー、CO₂の有効利用など、温暖化防止やそのためのCO₂削減の取り組みについて説明した後、SIGCの設備や水素を利用した事例を紹介しました。

※1 SIGCの概要については、プレスリリースをご参照ください
   https://www.ihi.co.jp/all_news/2018/other/1190445_1626.html

 後半では、SIGC施設の見学を行いました。太陽光発電による電力で水素を製造する装置、水素から都市ガスの主成分となる合成メタンを製造するメタネーション試験装置、災害時に活躍する非常用燃料電池などの設備について、クイズを交えながら説明しました。特に非常用燃料電池の見学では、停電時を想定し、水素を用いた発電のデモンストレーションを行いました。水素が配管を流れる音や燃料電池で街灯が点灯する様子などを実際に見てもらうことで、再生可能エネルギーから製造されるグリーン水素が災害時に役に立つことを体感してもらいました。

 質疑応答の時間では、子どもたちから「太陽光パネルの枚数」や「SIGCで働くうえで楽しいことと大変なこと」などSIGCの設備やIHIの仕事に関して、幅広く活発な質問がありました。
 プログラムの最後には、子どもたち自身が実践している省エネ活動について発表してもらい、温暖化防止やCO₂削減の取り組みについて、子どもたちが考える機会となりました。
 IHIは、今後も本プログラムを通じて、グループの事業活動への理解促進と次世代人財の育成を進めてまいります。

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