IHIグループは仕事と育児・介護の両立支援に力を入れています
IHIグループは、多様な人財が力を発揮できる企業文化の醸成を目指し、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進の一環として、仕事と育児・介護の両立支援に積極的に取り組んでいます。2025年度は法改正に伴う制度拡充や各種支援イベントを実施しました。
育児・介護休業法への対応
育児・介護休業法が改正され、2025年4月と10月の2度にわたり、段階的に施行されました。この改正は、男女とも仕事と育児・介護を両立できるよう支援措置を拡充・強化することを目的としたものです。IHIグループでは、これまでチャイルドケア休暇の取得奨励や企業内保育所の設置など、仕事と育児の両立を支援してきました。今回の法改正に合わせて、育児期の柔軟な働き方をさらに推進するため、従来の時短勤務制度等に加え、小学校3年生修了までの子どもを養育する全従業員が20日間の休暇を取得できる「養育両立支援・子の看護等休暇」制度を導入しました。
また、育児期の柔軟な働き方を実現するための措置として、本人または配偶者の妊娠・出産を申し出た従業員や、1歳11か月~2歳11か月の子どもを養育する従業員に対する個別の周知や意向確認の面談を直属の上司が実施しています。
育児休業復帰者および上司向け研修
2025年7月と11月に合計4回、育児休業から復帰する従業員とその上司を対象に研修を実施しました。
復帰者向け研修は、キャリア形成意識の醸成や両立に関する不安解消、ノウハウの習得、復帰者同士のネットワーク形成を目的としています。まず、育児休業前後での価値観や働き方の変化、キャリアへの影響について考えました。次に、社内外の支援制度や時間を確保するための公共サービス・生活ツールの活用、上司・同僚とのコミュニケーションなど、仕事と育児を両立するための工夫について、グループワークで意見交換しました。さらに、育児休業から復帰した先輩従業員によるパネルディスカッションや質疑応答を行いました。自らキャリアや今後の働き方を考える機会となりました。
上司向け研修は、復帰者に対するマネジメントやキャリア開発を支援する意識の醸成を目的としています。参加者は、グループワークやパネルディスカッションを通して、どのように職場全体・復帰者のマネジメントをすればよいか、復帰者とのコミュニケーションの取り方について、意見交換をしました。
ジェンダーギャップ解消ワーキンググループ活動
IHIグループでは、従業員によるワーキンググループを組織し、ジェンダーギャップ(性別による格差)解消に向けた推進活動に取り組んでいます。
2025年3月と8月に、育児休業に関するアンケートを実施し、約2,900件の回答を得ました。1回目のアンケート結果から、育児休業取得率が女性約90%に対して男性約30%と大きな差があること、男性が取得しない主な理由として「仕事が忙しい」が最も多いことが分かりました。また、育児と仕事の両立によるストレスが男女共通の課題として挙げられました。2回目のアンケートでは、育児休業取得について、「職場の代替要員の確保」「職場の理解やサポート強化」「柔軟な勤務形態の導入」などが課題として多く寄せられました。
10月には、役員向けに活動報告会を実施し、アンケート結果の共有とそれを受けて検討した施策の提言を行いました。参加した役員から積極的な質問や意見があり、今後の活動に向けて、有意義な議論ができました。
仕事と介護の両立オンラインセミナー
2025年8月と12月に、外部講師を招いたオンラインセミナーを開催し、延べ約500名の従業員が参加しました。セミナーでは、認知症介護をテーマに、介護を取り巻く環境や仕事と介護の両立のポイント、介護保険制度の基礎知識や費用について学びました。特に、職場の支援制度の活用や地域包括支援センターをはじめとする専門家への相談の重要性については、「制度や社会福祉の存在を知らなかった」、「制度の存在は知っていたが、内容までは知らなかった」といった声が寄せられました。仕事と介護の両立に役立つ知識を得る機会となりました。
IHIグループは、今後も仕事と育児・介護の両立支援を通じて、従業員一人ひとりが働き続けることができ、多様性を尊重し、すべての従業員が公平に活躍できる職場の実現を目指してまいります。