江東区立豊洲北小学校で出前授業「脱炭素を学ぼう!アンモニアってすごい!」を行いました
IHIは、2026年2月17日~20日の3日間で、豊洲本社近隣の江東区立豊洲北小学校の6年生139名を対象に、出前授業「脱炭素を学ぼう!アンモニアってすごい!」を行いました。本授業には、延べ42名の従業員が講師や実験のサポート役として参加しました。
本授業は、地球温暖化の進行を抑えるために科学の力が必要であることを学び、理科への興味を深めてもらうことを目的としています。当日は、カーボンソリューション事業に携わる従業員が講師として授業を行いました。授業に使用した教材は、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所の吉村和也特任准教授の監修のもと作成したもので、授業には吉村特任准教授にもサポートでご参加いただきました。
授業は、講義による知識の習得と実験による体験という構成で行いました。
講義では、地球温暖化がもたらす影響やそのメカニズムを解説し、温暖化の進行を抑えるには原因物質の一つである二酸化炭素の排出量を削減することが有効であることを説明しました。
続いて、火力発電の原理を理解するための実験を行いました。発電モーターの軸を回転させる方法を、人の手による場合と蒸気の力による場合の2通りで試し、蒸気を使うと回転が安定して発電につながることを実感してもらいました。蒸気を使う火力発電モデルでは、フラスコ内でお湯を沸かして発生させた蒸気でタービンを回し、その回転で発電モーターを動かしてLEDライトを点灯させます。蒸気が発生している間はLEDライトが点灯し続け、発電が持続することを確認してもらいました。
続いて、アンモニアの生成・燃焼実験を行いました。実験に先立ち、アンモニアが、燃やしても二酸化炭素を出さない次世代エネルギーとして重要な選択肢の1つであることを説明しました。実験は、アンモニアを生成し、それを試験管に集めて火をつけるというものです。さらに、燃焼して発生した気体を石灰水に通して、色の変化を観察しました。石灰水が白濁しないことで、この気体に二酸化炭素が含まれないことを検証しました。目の前で起こる現象への児童たちの驚きの声と共に、無事に終了することができました。一連の実験を通して、アンモニアが燃料にもなることへの理解を深めてもらいました。
授業のまとめとして、IHIが株式会社JERAとともに、火力発電所で燃料の一部をアンモニアに置き換えて発電する実証試験を行ったことを紹介しました。この出前授業で学んだことが、火力発電所での実証試験というスケールの大きな取り組みに応用されていることに、児童たちは大きな関心を持った様子でした。
参加した児童たちからは、「IHIはアンモニアの会社だと分かった」「アンモニアが役に立つことが分かった」「普段の学校の授業ではできないような実験ができて楽しかった」などの感想があり、理科に対する興味を持つ、良い機会になりました。
IHIグループは、これからも出前授業を通じて、グループの事業活動の理解と次世代人材の育成を目指していきます。