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プレスリリース
社会基盤

削減率100%の低CO₂高炉鋼材”Kobenable Steel”の使用について
~(仮称)豊洲4-2街区再開発計画B棟~

株式会社I H I
三菱地所株式会社
鹿島建設株式会社
株式会社神戸製鋼所
   

 このたび、株式会社IHI(社長:井手 博)、三菱地所株式会社 (社長:吉田 淳一) ならびに、鹿島建設株式会社 (社長:天野 裕正) は、株式会社神戸製鋼所 (社長:山口 貢 以下、神戸製鋼) が日本で初めて商品化した低CO₂高炉鋼材 ”Kobenable Steel” を、「(仮称)豊洲4-2街区再開発計画B棟(東京都江東区豊洲)」(以下、本物件)(※1)の新築工事に使用することといたしました。
 現在、カーボンニュートラルの実現は世界共通の目標となっており、超高層ビルにおいても脱炭素化に向けた取り組みが求められています。中でも、建設工事の建材由来のCO₂排出削減はサプライチェーン全体で取り組むべき分野であり、ビルに使用される鉄骨についても製造時のCO₂排出量が少ない製品へのニーズが高まっています。
 ”Kobenable Steel”は、神戸製鋼独自の高炉向けCO₂低減ソリューション(※2)を活用することで、従来の品質を維持したままで、低CO₂鋼材の提供を可能とするものです。本物件の鉄骨の一部に、”Kobenable Steel”を使用することにより、建材由来のCO₂排出の削減に寄与します。なお、本物件では、製造時のCO₂排出量をマスバランス方式(※3)により100%削減したKobenable Premierを使用する予定です。 

 私ども4社は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、”Kobenable Steel”を通じて、「つくる責任、つかう責任」を踏まえ、「住み続けられるまちづくり」への貢献を意識し、脱炭素社会の実現に向けた取組みを進めてまいります。


(※1)(仮称)豊洲4-2街区再開発計画B棟 事業概要
豊洲二・三丁目地区における最後の大規模再開発として、地域の皆さまに愛され、豊洲エリアに新たな魅力を創出することで、エリア全体の価値向上を目指します。

事業者:株式会社IHI、三菱地所株式会社
設計者・施工者:鹿島建設株式会社
所在地:東京都江東区豊洲二丁目14-2,4,5
スケジュール:2022年7月着工、2025年6月竣工(予定)
建物用途:事務所、インキュベーション施設、店舗、シェア企業寮、駐車場

<関連プレスリリース>
https://www.ihi.co.jp/all_news/2022/infrastructure_offshore/1197986_3475.html


(※2) 神戸製鋼独自の高炉向けCO₂低減ソリューション
エンジニアリング事業のミドレックス技術(天然ガスを使った還元鉄製鉄法であり、世界の約80%(還元鉄全体では約60%)を占めるリーディングプロセス。製鉄工程でのCO₂排出量を20~40%抑制できることなどが特長。)を用いて製造したHBI(熱間成形還元鉄)を加古川製鉄所の高炉に多量に装入することで、高炉からのCO₂排出量を大幅に削減できる技術。
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(※3)マスバランス方式
製品の製造工程において、ある特性(例:低CO₂品)を持った原料とそうでない原料とが混在する場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性を割り当てる手法。
 

<Kobenable Steel 商品商標>
Kobenable

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