芝草の選定、緑化の範囲が決まったら、その芝生を造成するための土壌の準備を行いましょう。
土壌次第で芝草の生長、メンテナンス性が大きく変わります。
芝刈りの際の安全のために小石除去しましょう。
また、芝生への雑草の混入を防ぐために除草を行いましょう。
芝草の根の呼吸を助けるために、通気性、排水性を良くしましょう。
土壌の通気性、排水性が悪い場合は土壌改良剤を鋤きこみ、土壌環境の改良を行います。
通気性を確保すると同時に保水性、保肥性を両立するために「腐葉土(堆肥)」「ポートモス」「パーライト」などの土壌改良剤が良く用いられます。
バーク
ヤシガラ
シバウラでは、洋ランの栽培など室内園芸で用いられる「バーク(樹木の皮)」「ヤシガラ」に注目しています。(室内園芸用ということで不安に思われるかもしれませんが、室内園芸では通気・保水・保肥のバランスが高度に要求されます)
また、踏圧の結果、通気性が悪化し、やせ細った校庭の土を改良するためには、抜群の通気性に加え、保水・保肥性能も高い「バーク」を使用が校庭を緑のじゅうたんへ変える近道です。
芝生が最も嫌うのは、雨の後に水たまりができてしまうような校庭です。そこで、排水溝、雨水枡を用意し、雨水が流れて校庭に水たまりができないようにします。
雨が降ってしまうと大きな池のような水たまりができてしまう校庭には、暗渠排水を設置し、排水状況を改善しなければなりません。
排水環境の整備は校庭の芝生化にとって最も大切な作業のひとつです。
良好な排水状況が芝草の生長には重要です!