日常管理の方法:目土散布

芝生管理において、その目的に応じ芝生上に散布する土壌のことを「目土」と言います。

十分に根付いた芝生も年々その成長点は高くなる傾向があります。すると根が外気や病虫害の影響を受けやすくなるために、目土を入れて根部を保護します。また、サッチの分解を促進するためにも目土は定期的に補充しなければなりません。

目土散布のイメージイラスト
目土で根を保護し、病虫害をシャットアウト!

目土を入れる時期

目土を芝生に入れる時期としては、これから芝草が生長を開始する3月ごろが良いでしょう。エアレーション作業の直後は、化成肥料を目土と混ぜたものを芝生上に散布することをお勧めします。

梅雨の時期は芝生の生長が旺盛ながら、一年中で最も病害の出やすい時期でもあります。適宜エアレーション作業と目土散布を行いましょう。

また、9~10月ごろに行われるオーバーシードの際も、冬芝の生長を促進する目的で目土を散布します。

目土の散布には、ゴルフ場やサッカー場などで使われている、作業スピードが早く、便利な乗用目土散布機を用いることもありますが、部分目土や人手を確保することができる場合は人力で共同作業により目土を行うこともできます。