日常管理の方法:芝刈り

芝刈りは芝生管理で最も重要な作業です

芝刈りを定期的に行うことによって、なめらかで緻密な美しい芝生を維持することができるほか、雑草の進入・成長を防ぐこともできます。

刈高は3cmを維持するようにします。決して5cm以上の草丈にはしないでください。

夏場は要注意!軸刈りは絶対ダメ

夏場の芝草の生育が旺盛な時期に一週間芝刈り作業を怠ると、5cm以上の草丈になってしまいます。同時に成長点(細胞分裂が活発な緑葉を出す位置)の高さも草丈に比例して高くなるため、その後3cmを維持しようとしても「軸刈り」となってしまい、緑の芝が失われて、時には芝生が枯れてしまうことさえあります。

一度草丈を5cm以上にしてしまうと、地表近くにあった成長点の位置も高くなり、その結果、もう刈高を高く管理しなければならなくなり、子どもの遊びに適した滑らかで美しい芝生を再生することができなくなってしまいます。

軸刈りのイメージイラスト
成長点を刈り取ってしまう「軸刈り」は絶対ダメ!

もし草丈が5cmを越えてしまったら、一度に3cmまで刈り込まず、時間をかけて徐々に刈高を下げるようにしましょう。

軸刈り

草丈が伸び、成長点の高くなった芝草を低い刈高で刈り込むと、芝面に芝草の茎が暴露し、芝生が一面白っぽくなてしまいます。これを軸刈りと言います。成長点を刈取ってしまったために、芝生全体が枯死してしまう場合もあります。