• テーマ曲紹介
  • BGM・音声
  • OFF

IHIing

BGM・音声

HOTトピックHOTトピック

  • この記事をシェアする
  • Facebook
  • X
  • line

未来もまわしていく回転機械技術

陸海空で活躍するIHI製品の基礎となる回転機械技術。今回は、将来の社長が、その技術の発展について、技術開発本部 技術基盤センターの古野さんにお話を伺います。

古野さん
将来の社長、こんにちは!

将来の社長
ごきげんよう!

古野さん
今日は、我が社の「回転機械技術」について知って頂きたいのです!

将来の社長
早速、熱いわね。その技術って、どんなところに使われているの?そこから教えてちょうだい。

古野さん
はい。回転機械技術は、扇風機やポンプのように羽根を回して風や水流を起こし、逆に風車や水車のように流れのエネルギーから軸を回す力を生み出したりする技術です。たとえば航空機のジェットエンジンや自動車のターボチャージャ、発電用のガスタービン、プラント・工場の中のコンプレッサなどに使われています。

ペルトン水車/ガスタービンIM5000 ペルトン水車/ガスタービンIM5000

将来の社長
つまり、乗り物を動かしたり、電気を作ったり、ガスや水を送ったりと、我々の生活に必要不可欠な技術なのね。

古野さん
そうです。我が社の回転機械技術の歴史は、1890年代から始まり、100年以上の時を経て、今も進化を続けているんです。

将来の社長
そんなに昔からあるのね! 昔と比べて、どんなところが進化しているの?

古野さん
回転機械の能力は回る速度によって決まりますが、近年は毎分十万回転以上という高速で安定して回すことができます。この時、羽根の先端の速度は、音速を超えているんですよ。

車両用過給機/コンプレッサ「TRA」 車両用過給機/コンプレッサ「TRA」

将来の社長
あなた、さらっとすごいことを言っているわよ。340m /秒の音速よりも速く回すって想像つかないわ。1分間に100回、指の上で鉛筆をクルクル回すのだって、かなり難しいことよ。

古野さん
私にとっては、鉛筆を回す方が難しいかもしれません...

将来の社長
それで、我が社は今どんなことに挑戦しているのかしら?

古野さん
環境にやさしい回転機械技術に取り組んでいます。例えば、高速で回転する羽根を支える軸受には、これまで潤滑油を使った「滑り軸受」が使われていました。それをガスで軸を浮上させる「ガス軸受」にすることで、軸を回すための抵抗が減ります。また油を使わないので、地球にもやさしいのです。

ガス軸受 ガス軸受

将来の社長
性能だけではなく、環境のことも考えているのね!

古野さん
はい。しかし、「ガス軸受」は「滑り軸受」よりも重いものを支えるのが苦手なので、より大きな機械に使えるようにするため、研究を続けています。

将来の社長
これからも「技術と叡智」の精神で、技術を進化させてね。

古野さん
はい、時代の声に応じて、受け継いだ技術を進化、発展させていくことは、IHI社員の使命でもあります。

将来の社長
あなた、最後まで熱いわね!
ところで古野さん、IHIの回転機械技術を何か別のことにも活かせないかしら?

古野さん
う〜ん、そうですね...鉛筆を音速よりも速く回すのはどうでしょうか...

将来の社長
もういい!
私たちは、陸・海・空で動くモノのために、

古野さん
今日も動いています!

新着記事ing