トルクアップ
当社開発の支承補修用の特殊ジャッキトライアップの発展型がこのトルクアップです。
ジャッキといえば油圧式という概念を打ち破り、くさびとチェーンブロックの機構が合体し、開発されたトルク入力による減速ギヤ式ジャッキシステム、トルクアップ。14ボルト充電式ドライバーで、100トンの橋桁をジャッキアップできる画期的なシステムです。
ジャッキアップ時にショックや急降下の危険性がなく、微妙な押上げ量の管理が可能で、反力が長期間作用してもくさびが後退しないので安全です。その性能の安全性、確実性、ハイクオリティ性から、土木のみならず災害発生時のレスキュー関係等からも大きな注目を集めています。
トルクアップ
トルクアップの特徴
- 油圧ジャッキ不要
- 能力は、75トンから1000トンまで
- 動力は、充電式ドライバー(14V程度)
- 0.1mm単位でのジャッキアップ高さ管理が可能
- 反力以上で過巻防止が働くから、安全!

1、ジャッキ機構を油圧では無く、特殊ギアによるトルク入力方式としている。そのため、14V充電式ドライバーにてジャッキアップが可能です。

2、反力検知方式を圧力ゲージでは無く、ロードセル方式としている。データロガー(測定器)を接続して、データ管理・モニター出力が可能です。

3、桁下面~橋脚上面まで140mmやゲルバー桁掛違い部でのジャッキアップをも可能としています。
トルクアップ(ジャッキアップ)の原理
- 架台フレーム・くさび・ギヤ・電動ドライバーで構成されます。
- 電動ドライバーの回転力を変速ギヤにより減速し、引張力(水平力)を扛上力に転換します。
- 下段くさびと上段くさびの間に発生する摩擦力は滑り機能で解決します。
- 変速ギヤはチェーンブロックの機構を採用しています。