取り組み
IHIグループは、事業が自然資本に与える影響を十分に理解し、自然資本・生物多様性の保全に取り組んでいます。
「東近江市建部いきものの水路」の環境保全(IHI、株式会社IHIインフラスクエア)
IHIと株式会社IHIインフラスクエア(IIS)は、IIS滋賀工場(滋賀県東近江市)近隣を流れる愛知(えち)川流域の農業水路における水マネジメントに携わるとともに、周辺流域の環境保護活動を行っています。農業水路の清掃や環境整備を行うことで、その排水先となる愛知川の固有種であるビワマスや、アユの生育環境の改善にもつながっています。なお、本取り組みは、IHIグループとして初めて、環境省より「2024年前期自然共生サイト」として登録されました。自然共生サイトとは、国が認定する「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」のことです。また、2025年度には、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として国際データベースに登録されました。
(GBFターゲット1「空間計画MP策定と効果的管理」の取り組み)
「自然共生エリア」における健全な生態系の維持(IHI横浜事業所)
IHI横浜事業所は、「IHI横浜事業所自然共生エリア」を設け、絶滅危惧Ⅱ類に分類されるキンランやクゲヌマランなどの希少植物の保全や事業所が立地する横浜市磯子区杉田地区の在来種である杉田梅の保護活動を行っています。また、協生農法による持続可能な作物の栽培を試行しています。
「IHI横浜事業所自然共生エリア」は、「在来種を中心とした多様な動植物種からなる健全な生態系」の維持と、「希少な動植物種が生息生育している場」の拡張に取り組んでいる点が評価され、2025年9月16日に自然共生サイトに認定されました。また、2026年度には、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として国際データベースに登録されました。
(GBFターゲット4「種・遺伝子の保全」の取り組み)
東京湾アマモ場再生活動への協力(IHI横浜事業所)
IHI横浜事業所は、2008年より「金沢八景東京湾アマモ場再生会議」が主催するアマモ場再生活動に近隣企業と共に参加しています。アマモ場再生活動とは、アマモの種を採取し、大きく育てた後に海に植え、アマモ場を広げる活動です。アマモは「海のゆりかご」とも呼ばれ、小魚の隠れ家として生物多様性に貢献するとともに、光合成によるCO2の固定化にも寄与します。
(GBFターゲット8「気候変動対策」の取り組み)
生物多様性の生息環境の開示(IHI相生事業所)
IHI相生事業所は、相生湾と山林に囲まれた豊かな自然環境の中に立地しています。事業所面積の約7割を占める緑地において、動植物調査やグリーンインフラ整備などを通して、生物多様性のポテンシャルを確認してきました。2018年度に、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)より「第6回いきもの共生事業所認証施設」として新規認証され、2024年度には認証を更新しました。
2025年度は、相生事業所の調査対象地点において、特定外来種の調査や希少植物のモニタリングを外部専門家と共に行いました。また、いきものモニタリングや山林整備箇所の確認も実施しました。
(GBFターゲット2「生態系の回復」の取り組み)
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