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考え方

IHIグループは、「技術をもって社会の発展に貢献する」、「人材こそが最大かつ唯一の財産である」との「経営理念」ならびに、中期経営計画の実現のために「グループ人財戦略」を定め、その達成に向けて、IHIグループ各社の従業員が共通の価値観のもとで、持てる能力を最大限に発揮できるように、「IHIグループ人財マネジメント方針」を定めています。
2024年度には「IHIグループ人財マネジメント方針」の内容を改訂し、IHIグループとして共有すべき人財マネジメント上の考え方、従業員が共有すべき価値観を再定義した上で、人財マネジメントの仕組みや環境の整備、風土改革について具体的な施策を展開しています。

方針

IHIグループ人財マネジメント方針

「技術をもって社会の発展に貢献する」、「人材こそが最大かつ唯一の財産である」との「経営理念」およびIHIグループの中期経営計画を実現するため、人財マネジメントの諸施策を実施する。
IHIグループ各社の従業員が共通の価値観のもとで持てる能力を最大限に発揮できるよう、仕組みや環境の整備および風土改革を進める。

全体方針
「グループ人財戦略」において、組織と人財の「将来の目指す姿」を示し、その実現のために、従業員が共有すべき価値観として「求める発揮行動と人財像」を定め、浸透を図る。

戦略

グループ人財戦略2023

IHIグループは、2023年5月に「グループ経営方針2023」に連動する形で「グループ人財戦略2023」を発表しました。
「グループ人財戦略2023」では、経営方針を達成するために、「良い+強い」会社と、個人の「成長+幸せ」の両立を将来の目指す姿として掲げました。そして、その実現に向けた人財と組織の具体的な姿を、「新たなリーダーシップ」「素早い自己変革能力」「従業員の成功/幸せ」「新たなパートナーシップ」の4つで表現して、変革への挑戦を評価する制度改革と風土醸成を推進していきます。
2年目にあたる2024年度は、グループ経営方針の重点施策とその施策を実現するために求められる行動を理解・腹落ちするためのワークショップを、海外も含めて全従業員に実施しています。

グループ人財戦略2023<将来の目指す姿>

「求める発揮行動」と「求める人財像」

IHIグループでは、「グループ経営方針2023」、「グループ人財戦略2023」で目指す姿を実現するために、2024年度にIHIグループの従業員に共通する「求める発揮行動」と「求める人財像」を定めました。「求める発揮行動」とは、変革へ挑戦する組織風土を醸成するために必要な「①課題設定」「②挑戦」「③越境」「④実践」の4つの行動基準です。それに加えて、従来もこれからも変わらず従業員に求められるスキルやマインドである「⑤高い専門性」「⑥社会とお客さまのために」「⑦倫理観とコンプライアンス意識」の3つを合わせた計7つの項目を「求める人財像」としました。
中でも4つの「求める発揮行動」は、ワークショップを通じて各職場への理解浸透と自分事化を図るとともに、評価・育成・処遇制度や日々のマネジメントと結び付けることで、従業員一人一人が変革実現に向けたアクションを起こすことを促進します。

リスク

IHIグループの事業基盤を維持し、将来の成長につなげていくためには、事業活動に必要な人財の獲得、定着、育成が必要になります。外部人財の獲得やキーパーソンとなりうる人財の確保ができなかった場合、適正な配置を実行できなかった場合は、IHIグループの将来の成長、業績および財政状態に悪影響をおよぼす恐れがあります。

機会

IHIグループの従業員一人一人が、「技術をもって社会の発展に貢献する」という経営理念や、「自然と技術が調和する社会を創る」というありたい姿を理解することで、社会における企業としての使命や自身の役割の重要性に自覚が高まります。さらに、社外のネットワークを有効に機能させる行動が生まれ、企業の社会価値や企業価値の向上につながります。

ガバナンス

IHIグループは、「グループ経営方針2023」が目指す「持続的な高成長を実現する事業の変革」の実現に向けて、克服すべき人財マネジメント上の課題、「グループ人財戦略2023」での取り組みの方向性を、2023年7月24日の取締役会で報告しています。
また、経営的観点から経営陣が人財マネジメントに関するディスカッションを行う人財委員会や、人事部が展開する人財マネジメント施策について人事担当管理職が意見交換を行うHRBP会議を実施しています。

人財マネジメントに関する会議体

会議体名 人財委員会 HRBP会議
目的 経営的観点からの人財マネジメントに関するディスカッション 本社人事部が展開する人財マネジメント施策についての伝達および意見交換
責任者 グループ人財・人事担当役員 人事部長
出席者 代表取締役、人事部長 人事部長、人事部各グループ長、IHIアカデミー長、各事業領域人事担当管理職
2023年度の開催頻度 随時 月1回

リスク管理

従業員意識調査

IHIグループでは、従業員エンゲージメントの状況を把握するため、年に1回、国内外の従業員を対象とした従業員意識調査を実施しています。
2023年度は、従業員エンゲージメントが54ポイントとなり、2019年の調査開始以降初めて前年比で1ポイント上昇に転じました。(「戦略への理解」や「経営陣への信頼」が向上)また、ビジネスユニット・関係会社単位で、エンゲージメント向上に向けたアクションを、各部門のニーズに合わせて実施しています。既存の経営管理の仕組みと連動させる(事業計画とエンゲージメントサーベイのフィードバック・アクション検討のタイミングを連動させるなど)ことで、実効性の高いエンゲージメントに関するフォローアップアクションを展開しています。

指標と目標

従業員意識調査

(対象:IHIおよび関係会社)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
従業員エンゲージメント 56 54 53 54
従業員意識調査の回答率 88% 88% 84% 83%

従業員数

グループ従業員数

(単位:名、対象:IHIおよび連結子会社)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
連結従業員数 29,149 28,801 28,486 28,237
IHI従業員数 7,796 7,779 7,768 7,840

男性

6,766 6,727 6,695 6,753

女性

1,030 1,052 1,073 1,087

女性比率

13.2% 13.5% 13.8% 13.9%

地域別従業員数

(単位:名、対象:IHIおよび連結子会社)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
日本 21,778 21,390 21,266 21,187
アジア・オセアニア 4,132 4,053 3,902 3,912
米州 1,122 1,291 1,406 1,443
欧州・中東・アフリカ 2,117 2,067 1,912 1,695

事業部門別従業員数

(単位:名、対象:IHIおよび連結子会社)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
資源・エネルギー・環境 6,595 6,514 6,626 6,434
社会基盤 2,469 2,443 2,344 2,396
産業システム・汎用機械 10,028 9,797 9,645 9,574
航空・宇宙・防衛 6,765 7,062 7,010 7,111
その他 2,320 1,945 1,802 1,624
全社(共通) 972 1,040 1,059 1,098

世代別従業員数(男女別)

(単位:名、対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
30歳未満 1,520 1,401 1,452 1,137

男性

1,261 978

女性

191 159
30〜39歳 2,313 2,327 2,341 2,405

男性

2,035 2,101

女性

306 304
40〜49歳 2,078 2,086 2,090 2,014

男性

1,745 1,720

女性

345 294
50〜59歳 1,575 1,687 1,664 1,912

男性

1,445 1,610

女性

219 302
60歳以上 310 278 221 372

男性

209 344

女性

12 28

外国籍従業員数・比率

(単位:名、対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
従業員数 82 74 66 59
外国籍従業員比率 0.9% 0.9% 0.8% 0.8%

各年4月1日時点

雇用形態別従業員数

(単位:名、対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
正規雇用

正規従業員

7,447 7,400 7,358 7,416

男性

6,456 6,397 6,339 6,381

女性

991 1,003 1,019 1,035

女性比率

13.3% 13.6% 13.8% 14.0%

受入出向者

256 270 283 286

男性

218 222 232 238

女性

38 48 51 48

女性比率

14.8% 17.8% 18.0% 16.8%
非正規雇用

再雇用者

93 109 127 138

男性

92 108 124 134

女性

1 1 3 4

女性比率

1.1% 0.9% 2.4% 2.9%

顧問・嘱託

107 102 117 129

男性

102 97 109 120

女性

5 5 8 9

女性比率

4.7% 4.9% 6.8% 7.0%

パート

476 453 436 453

男性

85 81 77 73

女性

391 372 359 380

女性比率

82.1% 82.1% 82.3% 83.9%

期間従業員

81 35 15 31

男性

64 24 9 18

女性

17 11 6 13

女性比率

21.0% 31.4% 40.0% 41.9%

派遣従業員数

(単位:名、対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
派遣従業員 956 986 998 823

IHIグループでは、派遣従業員について性別情報の取り扱いへの配慮から、2023年度実績値より、男女別の人数開示を行わないこととしました。

平均勤続年数

(単位:年、対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
全従業員 15.1 16.1 16.5 16.6
男性従業員 15.3 16.2 16.6 16.7
女性従業員 14.2 15.4 15.8 16.0

集計対象の見直しに伴い、2021年度、2022年度の平均勤続年数を修正しました。

離職の状況

離職率

(対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
総離職率 2.9% 3.1% 2.7% 2.8%
自己都合退職率 1.1% 1.6% 1.5% 1.5%
年齢別
自己都合退職率

30歳未満

3.1% 3.9% 3.7% 3.0%

30〜39歳

1.2% 2.5% 1.9% 0.6%

40〜49歳

0.3% 0.5% 0.5% 1.0%

50〜59歳

2.2% 2.4% 0.1% 0.2%

60歳以上

34.8% 37.6% 26.4% 14.5%
入社3年目以内の離職率 4.3% 3.4% 5.5% 5.3%

1年間の離職者数(男女計、男女別)

(単位:名、対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
総離職者数 224 248 203 208

男性

207 232 175 182

女性

17 16 28 26

労働組合に加入している従業員の割合

(対象:IHIおよび国内関係会社)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
労働組合に加入している従業員の割合 58% 59% 60% 62%

エンゲージメント

労働に関する苦情受付件数

(単位:件、対象:IHI)

項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
労働に関する苦情受付件数 0 0 0 0

取り組み

教育・浸透

IHIグループは、「グループ人財戦略2023」の実現に向けて、人財戦略・施策の基本となる評価・処遇の在り方や組織文化の変革に注力しています。

人財マネジメント方針の全従業員への浸透

IHIグループは、IHIグループ入社者教育プログラムなどさまざまな教育研修の機会を活用し、海外を含むグループ全従業員への人財マネジメント方針の浸透を図っています。
特に「求める人財像」や「求める発揮行動」については、ワークショップなどを展開することにより、海外を含むIHIグループ従業員一人一人の理解浸透や自分事化を図っていきます。

公正・適切な処遇

IHIグループでは、公正・適切な処遇を実現するため、労使間での真摯な対話を通じ、賃金の引き上げに取り組んでいます。
また、「パートタイム・有期雇用労働法」に基づき、同一労働同一賃金を原則として、それぞれの業務や責任の範囲に応じた適切な取り扱いを行い、不合理な格差が生じないよう人事制度の整備を行っています。また、グローバルで最低賃金以上となることを原則としています。

期間従業員の正規従業員への登用

IHIは、期間従業員の中から正規従業員へ登用する仕組みを導入しています。これは期間従業員の中から、本人の希望のもと、一定の基準を満たした従業員を正規従業員に登用する制度です。

福利厚生

IHIグループでは、育児・介護・治療との両立支援や自己啓発など、多様なメニューから従業員がニーズに合わせて選択できる、自律選択型の福利厚生制度を提供しています。

支援制度・福利厚生

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