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次世代人材の育成

IHI横浜事業所で物流をテーマとした「日常生活の裏側を知る」ワークショップを開催しました

 IHIは、2024年12月6日、横浜事業所の横浜ラボ(実験・研究施設)において、高校生と従業員を対象に、物流をテーマとした「日常生活の裏側を知る」ワークショップを開催しました。
 このワークショップでは、仮想の運送会社の経営・戦略を考える体験を通じて、日常生活で当たり前と思っていることの課題に気付き、解決する力を養えるように工夫しています。当日は、東京都立科学技術高等学校の生徒15名、IHI従業員5名が参加しました。

ワークショップのルール説明
ワークショップのルール説明

 ワークショップでは、1チーム5名として、高校生のチームを3つ、従業員チームを1つ編成し、それぞれを仮想の運送会社を経営しているという設定で、各チームが「指定された配送先に、指定されたものを、指定された時間内に運ぶ」というミッションをこなしました。ミッション遂行結果は、①配送物に破損や不備がない、②CO2排出量が少ない、③コストを抑える、という3つの観点でそれぞれ評価することとし、順位はつけないルールとしました。
 各チームは3つの観点のうち何を優先させるかを議論して経営戦略を決定し、横浜ラボ内に設定した配送先7か所に、指定された荷物を時間内に配送しました。その後、チームごとにミッション遂行状況を振り返り、反省点や気付いたことなどを発表しました。他のチームに対する質問も数多く出て大変盛り上がり、お互いにさまざまな学びを得る機会となりました。

 最後に、グループ会社である株式会社IHI物流産業システムの開発した3次元高速ピッキングシステム「Skypod」のデモンストレーションを見学してもらいました。物流倉庫における最新技術を紹介することで、ワークショップのテーマである物流の現場を感じてもらいました。
 参加者からは、「頼んだ荷物が届くまでに行われていることを深く理解することができた」「経営の判断軸にそって戦略を立案・実行するには多角的な考え方が重要と気付いた」「物流の最新技術を見ることができてよかった」などの感想が寄せられました。
 このワークショップを通じて、日常生活で当たり前と思っていることの裏側には、多くの人の苦労や工夫があるのだということを体感してもらうことができました。

 IHIは、今後も「日常生活の裏側を知る」ワークショップの改良をして展開していく予定です。日常にある課題に気付き解決する力を育むことで、幅広い分野で活躍できる次世代人財の育成に貢献していきます。

【関連情報】
Skypod(スカイポッド)3次元高速ピッキングシステム | 物流システムのIHI物流産業システム

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