カードゲームを活用したカーボンニュートラルの意識醸成に取り組んでいます
IHIグループは、気候変動への対策として、2050年までにバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル実現を目指しています。そのために、自社の事業活動によって工場や事務所などから直接・間接的に排出されるGHG(Scope1・2)の削減にも取り組んでおり、2030年度までに2019年度比で半減することを目指しています。
これらの達成に向けた従業員教育の一環として、カーボンニュートラルの本質理解や意識向上・自分事化のために、株式会社プロジェクトデザインが製作したカードゲーム「2050カーボンニュートラル」を活用しています。2025年3月に初めてこのカードゲームを活用したワークショップを瑞穂工場で開催しました。これまでに5回実施し、延べ約140名の従業員がカードゲームを体験しました。
2025年度は8月と9月に各工場と事業所の環境責任者および担当者、コーポレート部門、航空・宇宙・防衛事業領域の従業員向けにワークショップを3回開催しました。主催・運営は、カードゲームの公認ファシリテーターの資格を取得した従業員4名が担当しています。
参加した従業員からは、「2050年カーボンニュートラル実現に注目しがちだが、カーボンニュートラルを早期に実現しなければ、大気中のGHGが増え続けることに気づかされた」「業務として直接環境に携わっているわけではないが、カードゲームを通じてカーボンニュートラルを理解し、何ができるか真剣に考えるきっかけとなった」「一人ひとりの行動の積み重ねもカーボンニュートラルに向けて重要であることを伝えていきたい」などの声があり、当初の目的であるカーボンニュートラルの本質理解や意識向上・自分事化につながりました。
IHIグループは、グループ一体で2050年カーボンニュートラル実現を目指し、今後もさまざまな教育・啓発活動を通じて、従業員の環境意識向上を図っていきます。
【関連情報】
2025年3月28日サステナビリティ活動レポート
タイトル:「瑞穂工場にて、カーボンニュートラルの意識醸成を目的とした交流会を開催しました」
https://www.ihi.co.jp/sustainable/topics/2024/detail/1201364_13712.html