IHIでは、技術開発を担当する技術開発本部、新たな成長事業を創出する事業開発統括本部、将来を見据えた戦略技術を獲得する戦略技術統括本部の3本部が連携して新たな事業の創出に挑んでいます。技術開発本部では、事業開発統括本部と戦略技術統括本部が特定した戦略的なコア技術の候補を育て、事業化に必要なレベルまで高める技術開発と、予想しなかった将来ビジョンやシナリオを成立させうる独創的な技術開発に取り組んでいます。
開発スピードの加速
綿密な計画策定に時間をかける従来型の技術開発だけでは、変化の速い環境に対応できません。また、新たな価値につながる独創的な技術の開発のためには、小さな失敗を数多く積み重ね、その学びを生かしていくことが重要です。IHIでは、モデルベース開発、モデルベースシステムズエンジニアリングの考え方を取り入れ、デジタル上でのトライ&エラーの積み重ねや、複数の技術チームの連携の実現に取り組んでいます。これらを通じて開発スピードを加速し、技術の早期実用化を目指しています。
トップエコシステムへの参画
複雑な社会課題を解決するためには、企業、大学、研究機関などとともに新たな価値を創出し、バリューチェーンとして社会に実装することが不可欠です。IHIは世界トップレベルの研究者やエンジニアが集まるさまざまな分野のコミュニティ(トップエコシステム)に参画しています。この活動を通じトップエコシステムが先導する最先端の技術トレンドを掴み、技術開発戦略に取り入れ、実行していきます。