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IHIの技術開発

IHIにとっての技術

IHIは、経営理念のひとつ「技術をもって社会の発展に貢献する」の志のもと、時代を問わず最先端の技術開発に挑んできました。
解決が困難な社会課題にどう向き合い、必要な技術を見極め、組み合わせ、社会に新たな価値を提供していくのか。
試行錯誤しながら一歩一歩進む、IHIの技術開発に対する考え方をご紹介します。

これまでの技術開発

IHIは1853年の創業以来、その時々の社会に必要とされたものを、その時々の最先端の技術によって開発し、提供することで、人々の生活を豊かにしてきました。江戸末期の黒船の来航に対しては蒸気船をつくり、高度成長期には増加する電力需要に対応するため発電所を、人の移動をしやすくするために橋梁を、近年はグローバル化する世界を支えるために航空エンジンをつくりつづけてきましたが、それらの陰にはその時々の最先端の技術に挑む技術者の姿がありました。そこでの技術開発は、社会に求められているものをつくり、その性能や効率をいかに高められるかに重点が置かれてきました。

これからの技術開発

現在、環境変化が激しくなるとともにそのスピードも速まっています。さらに、解決すべき社会課題も高度化・複雑化・大規模化しています。この状況下では「社会が求めるもの」を見定めるのが難しく、また、ひとつの製品だけではこれらの課題に対応できません。これまでの延長線上にない新たな価値を、企業、大学、研究機関と連携し、バリューチェーンとして社会に提案することが必要になってきています。IHIは、今とこれからの社会に必要な、新たな価値の源泉となる技術を、社会と向き合うことで見極め、ときには組み合わせ、開発していきます。

開発のプロセス

IHIでは、技術開発を担当する技術開発本部、新たな成長事業を創出する事業開発統括本部、将来を見据えた戦略技術を獲得する戦略技術統括本部の3本部が連携して新たな事業の創出に挑んでいます。技術開発本部では、事業開発統括本部と戦略技術統括本部が特定した戦略的なコア技術の候補を育て、事業化に必要なレベルまで高める技術開発と、予想しなかった将来ビジョンやシナリオを成立させうる独創的な技術開発に取り組んでいます。

開発スピードの加速

綿密な計画策定に時間をかける従来型の技術開発だけでは、変化の速い環境に対応できません。また、新たな価値につながる独創的な技術の開発のためには、小さな失敗を数多く積み重ね、その学びを生かしていくことが重要です。IHIでは、モデルベース開発、モデルベースシステムズエンジニアリングの考え方を取り入れ、デジタル上でのトライ&エラーの積み重ねや、複数の技術チームの連携の実現に取り組んでいます。これらを通じて開発スピードを加速し、技術の早期実用化を目指しています。

トップエコシステムへの参画

複雑な社会課題を解決するためには、企業、大学、研究機関などとともに新たな価値を創出し、バリューチェーンとして社会に実装することが不可欠です。IHIは世界トップレベルの研究者やエンジニアが集まるさまざまな分野のコミュニティ(トップエコシステム)に参画しています。この活動を通じトップエコシステムが先導する最先端の技術トレンドを掴み、技術開発戦略に取り入れ、実行していきます。

連携拠点

IHIの技術開発の中枢である 技術開発本部が位置する横浜事業所内に、IHIの事業や技術について知り、共感していただく場である「つなぐラボ」、社内・社外問わず複数のプレーヤーと、複雑化する社会課題に向き合い、考え、解決を目指す場である「Ignition Base(通称:i-Base) 」を設け、新たな価値の創出と社会への提供に取り組んでいます。また、福島県相馬市にある「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」にて、持続性のある地産地消型スマートコミュニティ事業を循環型地域社会のモデルケースとして実施し、様々なステークホルダーの皆様との対話を実践しています。

取り組みのご紹介

サステナブルな社会を創るIHIの技術

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