生物多様性のための30by30アライアンスに参画しました
IHIは、2024年5月、環境省が推進する「生物多様性のための30by30アライアンス」に参画しました。
30by30(サーティ・バイ・サーティ)とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、各国が陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする国際的な目標です。
「生物多様性のための30by30 アライアンス」は、その目標の達成に向けた取り組みをオールジャパンで進めるため、環境省の主導のもと、行政・企業・NPO等の有志連合として設置されたものです。
本アライアンスへの参加者は、自らの所有地や所管地内のOECM※1登録や保護地域の拡大などを目指すことに加え、自ら土地を所有または管理していなくても、他のエリアの管理を支援することなどを通して、30by30実現に向けての協力が求められます。
- 1 保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(OECM:Other Effective area-based Conservation Measures):民間等の取組により保全が図られている地域や、保全を主目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域を指します。
IHIグループは、「地球環境の保全」を重要な経営課題の一つとして位置付け、生物多様性の保全に努めています。
主な取り組みの一つとして、IHIインフラ建設(IIK)滋賀工場(滋賀県東近江市)近隣を流れる愛知(えち)川流域の農業水路における環境保護活動※2が挙げられます。そのほかにも、IHI横浜事業所では、立地する神奈川県横浜市磯子区杉田地区の在来種である杉田梅の保護活動※3や、近隣企業とともに東京湾のアマモ再生活動※4に参加するなど、近隣地域と連携して生物多様性保全に取り組んでいます。
IHIは本アライアンスへの参加を踏まえ、より一層生物多様性に配慮した事業活動を推進していきます。
- 2 滋賀県東近江市・愛知川流域農業水路にて自然再生活動を行っています
https://www.ihi.co.jp/sustainable/topics/2023/detail/1200842_13519.html
- 3 IHI横浜事業所で杉田梅の保護活動を行っています
https://www.ihi.co.jp/sustainable/topics/2023/detail/1200823_13519.html
- 4 横浜事業所がアマモ場再生活動に参加しました
https://www.ihi.co.jp/sustainable/topics/2023/detail/1199813_13519.html
【関連情報】
環境省30by30
30by30|環境省 (env.go.jp)