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物流現場に、救世主現る!(後編)

IHIの「横浜ロジラボ」で体験できる最新鋭の物流システム「Skypod」。今回は、その全貌に迫ります。

伊藤さん
将来の社長、よろしくお願いします!

将来の社長
ごきげんよう!ここは、けっこう高い所まで棚があるのね。

伊藤さん
今までのように、人が歩き回ってピッキング作業をしようとすると人の手が届く高さまでしか商品を保管できませんでした。でも、ロボットが自分で棚を駆け昇るSkypodを使えば、最高12mの高い棚にある商品も自在に出し入れができるので、天井までの倉庫内空間をより有効に活用して、たくさんの商品を保管できます。

将来の社長
動いているところを早く見せて!

伊藤さん
はい。それではまず、「商品を棚に補充する作業」をご覧ください。必要な商品名とその数を手元のタッチパネルに入力すると、ロボットが「ビン」と呼ばれる空のコンテナ(箱)を作業者の手元まで運んで来るので、そこに必要な数のアイテムを入れます。

あとは、商品が入ったビンを載せたロボットが再び走り出し、棚を昇ってビンを自動で格納してくれます。

将来の社長
へぇ〜。人間が重いものを運んだり、高い所に持ち上げる必要がないのね!

伊藤さん
そうなんです。商品のピッキング作業は、この逆になります。ある商品の注文が入ると、ロボットがその商品が入ったビンを、作業者の手元まで運んできます。あとは、手元のタッチパネルに表示された指示に従って、商品を出荷用の箱に詰めかえれば完了です。この繰り返しで、注文が入った商品を次々と素早く集めて、素早く出荷できるんです。

将来の社長
あのロボットは止まってるけど...故障してるの?

伊藤さん
あれは、充電中です(笑)ロボットは自分の作業の空き時間を見つけて、自分で充電しに行くようにプログラミングされています。1回の充電時間は5分以内のため、ピッキング作業が滞ってしまうこともありません。

将来の社長
5分!? 急速充電なのね。見ていて思ったんだけど、人気商品に注文が殺到したら、たくさんのロボットが1か所に集まって、渋滞してしまうんじゃない?

伊藤さん
さすがは将来の社長、鋭いご質問です。そのような渋滞を避けるために、ロボットは常に一筆書きのような最適ルートを通り、お互いの走行を邪魔しないように制御されているんです。

将来の社長
「一筆書き」か... ここでは、昔からあった智恵が、新しい技術を活かしてるのね!

伊藤さん
そうです。まさに、「技術と叡智」です。物流センターの拡大に合わせて、ロボットの台数や棚の数も、後から変幻自在に増やせます。そういう柔軟な調整ができるのも、Skypodの利点です。

将来の社長
変幻自在って、無敵よ!

伊藤さん
はい。私たちは、今日ご覧いただいたSkypod以外にも、重い荷物を自動で積んだり下ろしたりする「デパレタイズ/パレタイズロボット」など、様々な最新の物流システムを開発しています。そして、これらの物流システムを上手に組み合わせることで、物流のサプライチェーン全体の課題を解決していきたいと考えています。

他の物流システムとの連携 他の物流システムとの連携

将来の社長
どんどんやって、世の中の物流の課題をどんどん解決して!ところで伊藤くん、1つお願いがあるの...

伊藤さん
なんでしょうか?

将来の社長
私の家に「Skypod」を導入してくれないかしら?

伊藤さん
え? ご自宅にですか?

将来の社長
そう。洋服、マンガ、大事な物を自動で棚に片付けてくれて、必要な時にすぐに出してくれたら、ものすごく楽になるでしょ?

伊藤さん
それは...ご自分でやってください。

将来の社長
あら、ママと同じこと言うの...?

IHIは、物流の諸問題を解決するために、今日も動いています。

※もっと詳しく知りたい方は、こちらへ
【3次元ピッキングシステム Skypod】

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