株式会社IHIインフラシステム

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海の森水上競技場のシンボルとなる横断橋「海の森大橋」が完成
~東京港のコンテナ貨物物流の要所 中央防波堤地区の交通渋滞を緩和~

-2020年06月19日-

 株式会社IHIのグループ会社である株式会社IHIインフラシステム(所在地:大阪府堺市,社長:石原 進,以下「IIS」)が,鹿島・IHI異業種特定建設共同企業体において,東京都の整備事業として2015年10月に東京都港湾局から受注し,鋼けたJV(※)で東京港内の中央防波堤地区に建設を進めていた中防内5号線橋りょう「海の森大橋」が完成し,6月20日(土)に開通します。

 東京港では,現在,コンテナ貨物量増加に対応するため中央防波堤地区に新コンテナターミナルの建設が進められており,コンテナ取扱量の増加に伴い付近の交通混雑は年々激しくなっています。今後,同地区において更なる交通量の増加が見込まれることから,円滑な物流を確保するために,同地区と有明側とを結ぶ主動線として,東京港臨港道路南北線(全長4.0km)および接続道路の整備が進められています。

 今回完成した中防内5号線橋りょう「海の森大橋」(アーチ橋,全長249.5m)は,本線に接続する中央防波堤内側と外側を結ぶもので,東京2020大会のカヌー・ボートの競技会場となる「海の森水上競技場」の上に位置し,同競技場のシンボルとなります。

 本橋は,水深が浅く幅の狭い水路に架設するため,地組ヤード上で上部工を組み立て,多軸台車を使用し大型台船へ搭載し,その後架設箇所まで台船を移動させ,一括架設を行いました。総重量7,168tの重量物を大型台船に搭載し,幅が狭い水路内で回転を伴いながら移動・架設するという,技術的に非常に難易度の高い工事でしたが,IISがこれまで手掛けてきた数多くの架設工事で培った技術により,無事,工事を遂行することができました。
 本橋を含む東京港臨港道路南北線が開通することにより,同地区における慢性的な交通渋滞の緩和と,お台場への港湾関連車両の混入回避により,安全・安心の確保が期待できます。
 IISでは,今後も国内外において,橋梁の建設・補修事業を通じて,安全・安心な社会インフラの実現と地域の発展に寄与してまいります。

 

■ 工事概要

工事名   : 平成27年度中防内5号線橋りょうほか整備工事
発注者   : 東京都港湾局
設計・施工 : 鹿島・IHI異業種特定建設共同企業体(※鋼けたJV:IHI・JFE・横河・三井JV)
施工場所  : 東京都江東区青海三丁目地先中央防波堤内側埋立地から中央防波堤外側埋立地まで
工事内容  :  アーチ橋(鋼単純ニールセンローゼ橋),ほか5橋の建設,接続道路整備
IIS担当範囲 : 海の森大橋を含む鋼橋上部工の設計・製作・架設(JV施工)
工 期   : 2015年10月~2019年11月
<中防内5号線橋りょう(名称:海の森大橋)>
橋 長:249.5m,幅 員:34.3m,車 線:片側2車線×2+右折車線(計5車線)

 

【ご参考】
東京都港湾局「東京港の工事実施状況」中防内5号線橋りょうほか整備工事資料
P.13 『6-3 工事写真(東西水路横断橋(仮称)一括架設)』
https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/hp_5gousenkyouryou.pdf

東京都報道発表資料
2020年06月08日  港湾局, 国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/06/08/01.html


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