株式会社IHIインフラシステム

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「カチプール・メグナ・グムティ新橋建設及び既存橋改修工事(バングラデシュ)」
国土交通大臣表彰「第6回JAPANコンストラクション国際賞」を受賞

-2023年07月21日-

IHIのグループ会社である株式会社IHIインフラシステム(所在地:大阪府堺市,社長:上田 和哉,以下「IIS」)が株式会社大林組(本社:東京都港区,社長:蓮輪 賢治)、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:井上 和幸),JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下 元)と共同企業体を組成し,バングラデシュ人民共和国で施工した「カチプール・メグナ・グムティ新橋建設及び既存橋改修工事」が,第6回JAPANコンストラクション国際賞の建設プロジェクト部門において,国土交通大臣表彰を受賞しました。IISでは「オスマン・ガーズィ橋(イズミット湾横断橋)プロジェクト」,「第1・第2ボスポラス橋大規模修繕プロジェクト」に続き,3度目の受賞になります。

修繕後の第1ボスポラス橋
施工後の各橋梁(左からカチプール橋・メグナ橋・グムティ橋)

 本賞(建設プロジェクト部門)は,海外において優れたノウハウや技術力,プロジェクト管理能力等を発揮した「質の高いインフラ」を実現した建設プロジェクトを表彰するものです。

 本プロジェクトでは同国の最重要幹線道路であるダッカ-チッタゴンを結ぶ国道一号線上に位置するカチプール橋,メグナ橋,グムティ橋を改修し,既存橋に並行する新橋を建設しました。建設開始時には交通渋滞が悪化しており,既設道路の通行を妨げずに,近接工事にて新橋建設を短期間で実施する必要がありました。上部工には鋼細幅箱桁と合成床版及び送り出し工法が採用され,現場作業をできる限り省略することで安全に工期短縮が行えたうえ,床版の耐久性の向上による将来必要な維持管理費の低減にも貢献しました。

今回の受賞は,オールジャパンで実施した本プロジェクトにおいて,

河床の洗掘対策としての鋼管矢板井筒(SPSP)基礎の採用や,鋼細幅箱桁と合成床版,PC外ケーブルによる連続化など,多くの日本の建設技術の導入・移転を実現したこと 

低騒音タイプの機械を使用することによる粉塵・騒音対策,ベントナイト不使用の場所打ち杭を採用した水質汚濁対策,カワイルカが目視された際は工事を一時中断するなど,生態系や環境への配慮を実施したこと

コンクリートバリア・交通標識の設置,適切な車道・歩道の確保等,日本と同レベルの安全基準の採用により,作業員及び周辺住民の安全対策を実施したこと

が評価のポイントとなったものです。

 IISはバングラデシュにおいて,本工事のほか,現在バンガバンドゥ シェーク ムジブル鉄道橋(ジャムナ鉄道専用橋)建設事業WD2を施工中です。
 IISでは,引き続き海外での橋梁事業展開を推進し,社会インフラの整備を通して各国の発展に貢献してまいります。

【プロジェクト概要】

プロジェクト名称

カチプール・メグナ・グムティ新橋建設及び既存橋改修工事

所 在 地

バングラデシュ人民共和国 ダッカ近郊

発 注 者

バングラデシュ人民共和国 道路交通・橋梁省 国道道路局

施 工 者 

株式会社大林組・清水建設株式会社・JFEエンジニアリング株式会社・株式会社IHIインフラシステム JV

工  期

2016年1月~2020年1月

工事内容

カチプール橋,メグナ橋,グムティ橋の改修及び既存橋に並行する新橋の建設
カチプール橋       橋長397m 幅員18.4m
メグナ橋              橋長930m 幅員17.76m
グムティ橋           橋長1,410m 幅員17.76m


【国土交通省報道発表資料】
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo03_hh_000001_00051.html

【IHIインフラシステム】
https://www.ihi.co.jp/iis/

 


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