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トランジション・ボンド

IHIは、2022年6月にトランジション・ボンドを発行しました。
IHIグループは、2021年11月に公表した「IHIグループのESG経営」の中で「2050年までに、バリューチェーン全体でカーボンニュートラルを実現」することを宣言し、「技術をもって社会の発展に貢献する」、「人材こそが最大かつ唯一の財産である」という企業理念のもと、気候変動問題を重要な経営課題のひとつとして位置づけています。
本社債の発行によって調達した資金を活用し、脱CO₂・循環型社会の実現に貢献してまいります。

気候変動への対策を検討・実施している企業が、脱炭素社会への移行(トランジション)に向けて、長期的戦略に則った温室効果ガス(GHG)削減の取り組みを資金使途として発行する社債

発行概要

名称 株式会社IHI第49回無担保社債 株式会社IHI第50回無担保社債
年限 5年 10年
借入額 110億円 90億円
利率 0.39% 0.62%
発行日 2022年6月6日 2022年6月6日
償還日 2027年6月4日 2032年6月4日
資金使途

【ゼロエミッションモビリティへの取り組み】
電動化・電気システム化に係る技術開発・製品開発を通じて、環境に優しいモビリティの実現を推進します。

【アンモニア専焼に向けた取り組み・アンモニアバリューチェーンの構築】
早期のCO₂削減を実現するためにアンモニアの利用を拡大するとともに、グリーンアンモニア製造技術開発により発電のカーボンニュートラル化を目指します。

【カーボンリサイクルの実現】
非化石炭素源由来のカーボンを効率的に循環させ、カーボンの有価物転化などにより燃料・原料のカーボンニュートラル化を目指します。

主幹事証券会社

みずほ証券株式会社、野村證券株式会社

取得格付

A-(株式会社日本格付研究所(JCR))、A-(株式会社格付投資情報センター(R&I))

取得格付

株式会社日本格付研究所(JCR)より、国際資本市場協会(ICMA)の定める「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック(Climate Transition Finance Handbook)2020」等との適合性評価に関する第三者評価を取得しています。

株式会社日本格付研究所 株式会社IHIのトランジション・ボンド・フレームワークにGreen 1(T)(F)を付与

ストラクチャリング・エージェント

みずほ証券株式会社

トランジション・ボンド・フレームワークの策定および外部の第三者評価の取得に関する助言等を通じて、トランジション・ボンドの発行支援を行う者

フレームワーク概要

当社では、本社債発行にあたり「トランジション・ボンド・フレームワーク」を策定しました。
本社債は、自社の事業活動で排出されるGHG排出量(Scope1、Scope2)削減の取り組みのみならず、当社の多岐にわたる事業活動に関連する間接的なGHG排出量(Scope3)削減の取り組みを資金使途としています。

株式会社IHI トランジション・ボンド・フレームワーク(3MB)

経済産業省モデル事例選定

本社債は経済産業省の「令和3年度クライメート・トランジション・ファイナンスモデル事業」に係るモデル事例に選定されました。
当社のトランジション戦略は、経済産業省の「化学」、「電力」、「ガス」、国土交通省の「海運」、「航空」といった複数の「分野別ロードマップ」に整合しています。

経済産業省ウェブサイト クライメート・トランジション・ファイナンス モデル事例選定結果

本件に関するプレスリリース

本件に関するプレスリリース記事をご覧いただけます。

レポーティング

資金充当レポーティングおよびインパクト・レポーティングを掲載します。

2023年5月31日 インパクト・レポーティング (1004.4KB)

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