Change
Location

現在は日本サイトをご利用中です

「プライド月間」に社内外に向けて啓発活動を実施しました

 IHIグループは、毎年6月に世界各地で性的少数者(LGBTQ+)の権利に関する啓発活動が行われる「プライド月間」に合わせて、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)に関する社内外への啓発活動を実施しています。
 2025年度は、従業員のLGBTQ+への理解と気づきをさらに促進するため、「実践」をテーマに、3つの主要なイベントを開催しました。

レインボー装飾

 従業員やステークホルダーがプライド月間およびLGBTQ+の多様性を視覚的に意識できるよう、IHI豊洲本社ビルのアトリウム内に、LGBTQ+の多様性と尊厳を象徴するレインボーカラーの装飾をしました。また、各事業所や関係会社にレインボーフラッグを掲示しました。特に従業員からはアトリウムのレインボー装飾について、「多様性について視覚的に入ってくる形で分かりやすく、改めて考える良い機会になった」といったコメントがありました。

短編映画の上映・配信

 IHI豊洲本社ビル1階アトリウムでは、一般の方も来場可能な短編映画「Veils(ベール)」(監督・脚本・編集:なかやまえりか氏)の上映会を実施しました。さらに、上映した映画は期間限定でオンデマンド配信も行いました。本作品は、同性カップルの結婚写真にまつわる物語で、LGBTQ+当事者が日常で感じる息苦しさや生きざまを丁寧に描写し、社会への問題提起を促す内容となっています。本作品により、多様性や尊厳などについて改めて考える機会を提供しました。

心理的安全性をテーマとした講演会

 IHI昭島事業所では、早稲田大学の村瀬准教授をお招きし、多様な人財の活躍の起点となる「安心して声を上げられる職場づくり」に焦点を当てて、「心理的安全性」をテーマとした従業員向け講演会を実施しました。講演後には、航空・宇宙・防衛事業領域長、職場代表の管理職、人事部DE&Iグループ担当者も登壇し、職場の心理的安全性について、トークセッションを行いました。また、セッションでは参加者から多くの質問が寄せられ、活発な対話の場となりました。

講演後のトークセッションの様子
講演後のトークセッションの様子

 IHIグループは、2018年度からアライ※1 活動を展開しており、国内グループ会社の全従業員を対象にe-ラーニングの実施や社内掲示板での情報発信など継続的な取り組みを行っています。その結果、LGBTQ+への理解と支援の輪は年々広がっており、2025年6月末時点でアライ表明者は3,300名を超えました。

 また、福利厚生や勤務制度においては、同性パートナーを配偶者に準じた扱いとしています。さらにハラスメント相談窓口でSOGIハラ※2 に対する相談も受け付けており、各種人事制度を整備しています。
 今後もIHIグループは、「人権の尊重」と「多様な人財の活躍」を重要な課題と位置付け、LGBTQ+当事者を含め、すべての従業員が活躍できる職場づくりを推進していきます。

  • 1 アライ(ALLY):「同盟」「支持者」の意味で、LGBTQ+を理解し支援する人を指します。LGBTQ+当事者であるかは問わず、誰でもアライになれます。
  • 2 SOGIハラ:性的指向や性自認に関するハラスメント

【関連情報】
2024年7月25日サステナビリティ活動レポート
「プライド月間」に合わせて社内で啓発活動を実施しました
https://www.ihi.co.jp/sustainable/topics/2024/detail/1200960_13712.html

活動レポート トップへ