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第59巻 第2号(2019年6月発行)
特集 社会課題を解決するIHI

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巻頭言

巻頭言

特集「社会課題を解決するIHI」号の発刊にあたって

  • 代表取締役社長 最高経営責任者
  • 満岡次郎

解説

解説

グループ経営方針2019の実現に向けて —新たな価値を創造するための戦略—

  • 技術開発本部長 村上晃一
  • 高度情報マネジメント統括本部長 水本伸子

トップが語る

トップが語る1

脱CO2・循環型社会を目指して

  • 資源・エネルギー・環境事業領域長
  • 井手 博

トップが語る2

世界と将来に目を向けて,安全・安心な社会インフラの実現に貢献する

  • 社会基盤・海洋事業領域長
  • 川上剛司

トップが語る3

ライフサイクルでオペレーションの最適化を追求し,産業インフラの発展に貢献

  • 産業システム・汎用機械事業領域長
  • 長野正史

トップが語る4

先進技術による豊かで安全な社会の実現

  • 航空・宇宙・防衛事業領域長
  • 識名朝春

トップが語る5

取り巻く環境・市場・顧客ニーズ・商流の急速な変化への対応

  • ソリューション・新事業統括本部長
  • 国貞 寛

てくのすこーぷ

てくのすこーぷ

持続可能な社会の実現のためにIHIグループができること

  • 経営企画部

我が社の看板娘

我が社の看板娘1

持続可能なモビリティ社会の実現に挑戦する 燃料電池自動車の空気供給システムで活躍するオイルフリー電動過給機

  • 株式会社IHI

未来のエコカーである燃料電池自動車向けに電動過給機を開発した.従来のエンジン用過給機にはない使用条件,環境に適応するため,独自の空気軸受や電気耐性技術,熱マネジメントで対応.乗用タイプ燃料電池自動車のキーコンポーネントとして市場投入を果たした.

我が社の看板娘2

進化するアフターサービス 共通プラットフォームILIPS®の高度化

  • 株式会社IHI

2014年にリリースしたILIPSは,製品を納めた後もお客さまに価値を提供し続けるためのプラットフォームであり,IoT/ICT利活用の中核的な取り組みとして,IHIグループ内のプロジェクトに適用されている.IHI製品をご使用いただいているお客さまへの効率的な運用のサポートや,メンテナンス時期を予測するサービスの提供を開始するなど,アフターサービスにおいて着実な実績を上げてきた.お客さまの価値創造を見据えてさらに高度化した最新のILIPSを紹介する.

我が社のいち押し技術

我が社のいち押し技術1

CO2有効利用による炭素循環型社会の実現へ 経済性に優れたCO2分離・回収技術とCO2有価転化技術の開発

  • 株式会社IHI

IHIオリジナルの吸収液とプラント技術で,90%以上のCO2回収をオーストラリアの発電所において5000時間以上安定に実現.転化触媒開発と合わせて炭素循環型社会実現に貢献する.

こんなIHIが面白い

こんなIHIが面白い

お客さまの価値につなげる協業の取り組み

  • 株式会社IHI

シリコンバレーを舞台としたベンチャーとのオープンイノベーション
複雑化,不確実化する世界においてお客さまの課題を解決していくにはIHIグループ内の力だけでは限界がある.シリコンバレーのベンチャーとの協業の拠点を開設し,ソリューションの提供を開始した.スピード感をもった事業開発が早くも実を結びつつある.

箸休め

箸休め

つつじの謎

  • 技術開発本部 内田博幸

論文

論文1

次世代モビリティのための旅客機と電動化システムの将来

  • 大依 仁

電動化は古くて新しい社会のエネルギー利用の変化であり,航空機などのハードルの高い分野の電動化も期待されている.本稿では,グローバルな電動化への社会転換の最終章と思われていた旅客機の電動化が,モビリティとして,今取り組まれなければならない背景を航空電気工学と電動化システム工学の両面から考察・整理し,電動化システム実現のための基盤技術とそのシナリオについて述べる.

論文2

高速回転機械の電動化を支える要素技術

  • 吉永誠一郎,青山茂一,山口浩二,軸丸武弘

高速回転機械の電動化を支える要素技術として,定置式は高効率化・メンテナンスフリー化,移動体は小型化・軽量化および制御性向上への期待が高まっている.近年,パワーエレクトロニクス技術の飛躍的な発展に伴い,ターボ機械を高速モータにより直接駆動,つまりダイレクトドライブ化し,オイルフリー軸受を採用することで,これらの期待に応える流れがメガトレンドになっている.本稿では,高速オイルフリーのターボ機械に必要な要素技術を紹介する.

論文3

レーザ溶接技術の社会インフラへの適用

  • 松本直幸,岡田誠司,猪瀬幸太郎

近年,老朽化した社会インフラの効率的な補修技術の開発が求められている.レーザ溶接は入熱量が低く,ひずみの少ない溶接方法であり,昨今の機材の小型化,軽量化に伴い,現場での施工方法としても期待できる.IHIでは新設の橋梁部材に対するレーザ溶接適用の実績を経て,現在,鋼部材へのレーザき裂補修技術の開発を進めている.