1. IHIロゴ
ニュース 製品サポート情報 技術講座 EN CN(IHI-Sullair) TR(IHI Dalgakiran) サイトマップ

導入事例

株式会社アマダ様の導入事例紹介

「金属加工機械の総合メーカ」として世界の人々の豊かな未来に貢献

~「クリーンなエアーが欲しい」 そこから、エアー品質の追求が始まり、結果、IHI水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー「GPシリーズ」への更新に行きつきました。富士山の大自然が育んだ空気と天然水を使ったエアーは当然クリーンですが、省エネで高効率、付帯設備を含めた維持・管理費用の削減が可能となりました。まさに、「GPシリーズ」は、当社のニーズにうってつけのコンプレッサーでした。~

AMADA The Engineering AMADA アマダ・イノベーションセンター 富士宮事業所様
株式会社アマダ 富士宮事業所殿  手前は開発センターと奥に見えるのは第3工場
開発センターの正面はガラス張りで、天気の良い日は雄大な富士山の姿が顔を出します。

株式会社アマダ殿は、1948年に「合資会社天田製作所」として設立。現在では、「金属加工機械のメーカー」として、板金加工機械、プレス機械、切削機械、工作機械等、グローバルに展開する世界トップクラスの金属加工機械メーカーです。

全世界に拠点・グループがあるなか、マザー工場の役割を担うイノベーションセンター「富士宮事業所」、ソリューションセンター「伊勢原事業所」が両輪となり、開発・製造・販売・サービスに至るまで、中心的な拠点として、お客さまのモノづくりをサポートしています。

AMADA The Engineering AMADA アマダ・イノベーションセンター 富士宮事業所様

また、2010年を環境への取り組み元年とし、「アマダグループ環境宣言」を策定。そして、環境保全活動をより推進するため、2020年度までの長期的な環境目標「AMADA GREEN ACTION」を設定され、CO2削減に関する目標数値や、生物多様性の保全・再生に挑戦し続けていらっしゃいます。

今回訪問させて頂きました、富士宮事業所殿は、富士山の麓、23万坪(東京ドーム16個分)の敷地に、第1、第2、第3工場、開発センター、パーツセンターが稼働しています。広大な森林地帯にあり、豊かな自然を守るため、循環をコンセプトにした環境配慮型の省エネ・高効率工場であり、お客さまの視点で「3S+E」のコンセプトに基づいた商品の開発・製造をされています。そのコンセプトやシステムを見学するため、世界中から様々なメーカーの生産技術者が数多く訪れております。

<3S+E>
 Safety (安全操作)
 Security (安心加工)
 Surroundings (周辺配慮)
 Energy (省エネルギー)

富士山麓の豊かな自然との調和を保ち、お客さまのご要望に応えた商品を提供し続ける、株式会社アマダ殿にご採用頂いている、IHI水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー「GPシリーズ」の導入までの背景やご使用状況をインタビューしました。

詳細につきましては以下のアイコンからご覧いただけます。

どのような背景や課題のもと、コンプレッサー設備の導入(更新)を検討するに至ったのでしょうか?

レーザマシンの組立には「クリーンエアー」が必要です。当初は給油式コンプレッサーを使用し、ラインフィルターとミクロミストフィルターをコンプレッサー1台ごとに設置し、圧縮空気内の油分を除去していました。しかし油分除去率の高い高性能フィルターは、エレメントの目が細かく、すぐに目詰まりをおこし、頻繁に交換しなければなりませんでした。

このためフィルターに関わる費用やメンテナンスなどの維持・管理費用が非常に高額になり、またフィルターによる圧損が大きいため、コンプレッサーの効率にも問題が生じ始めていました。

さまざまな課題があるなか、弊社コンプレッサーをお選び頂いた理由をお聞かせください

より確かな品質を守るために、一番重視した点は、「クリーンエアー」でした。「GPシリーズ」は水潤滑式オイルフリーコンプレッサーで、「潤滑油」の代わりに「水」で潤滑するため、潤滑油は不要となり、圧縮空気に油分が含まれないため、求めていた「クリーンエアー」を製造ラインに供給できることが、一番の魅力でした。

さらに、今まで設置していた油分除去用の高価なフィルターが不要になるため、フィルターに関する維持・管理費用の削減や圧損の改善が期待されました。圧損の改善は、コンプレッサーの効率改善による省エネルギーに直結するため、是非実現したいポイントでした。

また、「GPシリーズ」はドレンにも油分が含まれていないため、大掛かりなドレンろ過装置も不要になると考えました。

検討当時、「GPシリーズ」は販売を開始したばかりで、まだ実績が少なかったため、既に導入していた食品会社を見学したところ非常に評価が高く、水潤滑方式という新しい方式の製品を導入することへの不安も払拭されました。

オイルフリースクリューコンプレッサー「GPシリーズ」を導入頂いた結果、課題は解決いたしましたでしょうか?

IHI水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー「GPシリーズ」を導入した結果、「クリーンエアー」を得ることができ、期待通り、油分除去などのフィルターが不要になりました。また、フィルターによる圧損がなくなったため、今まで給油式コンプレッサー3台で稼働していたラインが、「GPシリーズ」2台でまかなえるようになり、合理化と省エネルギーを実現し、CO2排出量と電気料金を大幅に削減することができました。

メンテナンス費用についても、今までは給油式3台で、年間150万円程度発生していましたが、 「GPシリーズ」は1台あたり年間20万円程度で、さらに2台の稼働でラインをまかなえるため、メンテナンス費用だけでも年間100万円以上の削減になりました。

この他にも、給油式コンプレッサーで必要だった、潤滑油の補充・交換・廃油処理という維持管理の手間がなくなり、産業廃棄物も削減でき、環境負荷の低減を実現できました。

また、従来使用していた給油式コンプレッサーは、稼働時の放熱量も高いため、夏場は温度高でトリップをすることがありましたが、「GPシリーズ」は稼働時の温度が低いため、夏場でもトリップすることはなく、安心して使用しています。

初期の導入から順次、給油式コンプレッサーを「GPシリーズ」に入れ替え、現在では富士宮事業所だけで合計13台使用しています。フィルターが不要となったことによる圧損の改善や「GPシリーズ」の効率の高さ、さらにエアーを使用する機器の改善によりエアー消費量も下がっていることから、常に予備機がある状態となり、安定した運転に貢献しています。

株式会社アマダ 富士宮事業所殿 第3工場 「GPシリーズ」の設置風景

株式会社アマダ 富士宮事業所殿の各工場に設置頂いている、水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー「GPシリーズ」

こちらは、「第3工場」の設置風景

コンプレッサーに関する、将来の展望や構想をお聞かせください

株式会社アマダでは、 「アマダグループ環境宣言」を策定し、その中の1つとして「事業所・工場のCO2排出量を2020年までに原単位比で25%削減します」と掲げています。

目標を達成するために、事業所・工場では様々な施策を行っていますが、コンプレッサーの更新もその改善の1つです。CO2排出量削減のために、今後もコンプレッサーの省エネルギー・省メンテナンス・環境負荷低減を追求し続けます。そして、富士山麓という日本屈指の森林地帯を守り、金属加工機械のメーカーとして環境や省エネに配慮した商品の提供を通じ、世界の人々の豊かな未来に貢献していきます。(2011.10.21)

導入製品概要

オイルフリースクリューコンプレッサー “GPシリーズ”

お客さま概要

株式会社アマダ アマダイノベーションセンター AMADA
設立 1948年5月1日
本社所在地 神奈川県伊勢原市石田200
富士宮事業所 静岡県富士宮市北山7020
URL https://www.amada.co.jp/index.html
パンチングマシン レーザーマシン ベンディングマシン
TOP

本ウェブサイトでは、クッキーを利用しています。本ウェブサイトを継続してご利用いただく際には、当社の個人情報保護方針の「クッキー(Cookie)の利用,閲覧履歴の収集について」に定める利用情報に同意いただいたものとみなします。閉じる