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ソリューション

スチームタービン駆動ターボコンプレッサー

余剰蒸気がある場合、または蒸気減圧弁を使用している場合に、スチームタービンを使用してコンプレッサーを運転することにより、蒸気のエネルギーを回収することができます。また、蒸気が不足する場合や供給量の変動が激しい場合でも、電動機とスチームタービンを併用駆動させることにより、電気によりバックアップし、安定した運転が可能です。

基本構成(電動機併用駆動の例)

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※ワンウェイクラッチ:自転車のギアのように、タービン回転数が電動機回転数を上回るまで動力を伝達しない(勘合しない)クラッチ。

蒸気量とタービン出力、電動機出力

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※スチームタービンの定格出力を電動機出力の70%で選定した例

スチームタービン併用駆動ターボコンプレッサーの原理

  • ①電動機と直列にスチームタービンを設置します。圧縮機は電動機で起動します。

  • ②スチームタービンへの供給蒸気が少ない場合、タービン回転数は電動機回転数よりも遅く、ワンウェイクラッチが勘合しないため、電動機出力のみによりコンプレッサーは駆動されます。

  • ③スチームタービンに充分な蒸気が供給されるとタービン回転数が上昇し、ワンウェイクラッチが勘合します。コンプレッサー回転数は電動機のみの運転時に比べ若干早くなります。

  • ④タービン出力に応じて電動機の出力(電流値)が減少します。

  • ⑤圧縮機所用動力に変化がない場合、タービンと電動機の合計出力は変わりません。

IHIスチームタービン駆動ターボコンプレッサー ラインナップ

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※コンプレッサー吐出圧力0.69MPaの場合。
※kWは電動機駆動の場合の電動機出力を示します。

IHIスチームタービン駆動ターボコンプレッサー仕様

  TRA TRE fシリーズ 備考
主電動機出力(kW) 250-450 400-1000 450-1450 吐出圧力0.69MPa時
吐出圧力(MPa) 0.2~0.9 0.2-1.6 0.2-1.6  
制御方式 定圧非サージ方式  
電動機併用 ○   
タービン単独 × × ○※  

※タービン単独駆動の場合、必要な蒸気量、蒸気圧力を常に供給する必要があります。

IHI スチームタービン駆動ターボコンプレッサー 蒸気タービン仕様

  一般仕様 備考
入口蒸気圧力(MPa) 0.6~1.8 詳細はお問い合せください
出口蒸気圧力(MPa) 大気圧~0.6 (注)
蒸気量(t/h) 1~15
タービン出力(kW) 27~734 回転数、蒸気圧、蒸気量により変化します
形式 軸流式背圧タービン 復水タービンも可能です
クラッチ ワンウェイクラッチ  

※タービン単独駆動の場合、必要な蒸気量、蒸気圧力を常に供給する必要があります。

 

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