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導入事例

北陸コカ・コーラボトリング株式会社 砺波工場様の導入事例紹介

リフレッシュメントの提供を通じて、社会に大きな価値を提供します

~ 世界ブランド「コカ・コーラ」のボトラー社である、北陸コカ・コーラボトリング株式会社 砺波工場様の1期、2期、3期工事でご採用頂いた、3タイプのIHIコンプレッサー:ターボタイプ、レシプロタイプ、スクリュータイプについて、導入までの経緯を紹介いたします ~

北陸コカ・コーラボトリング株式会社 砺波工場外観
北陸コカ・コーラボトリング株式会社 砺波工場外観

北陸コカ・コーラボトリング株式会社様は、1962年(昭和37年)の創業以来、地域に根ざしたリフレッシュメント創造企業を目指し、富山、石川、福井、長野県のみなさまに“さわやかさ”をお届けされています。

「コカ・コーラ」は1886年(明治19年)にアメリカ南部ジョージア州アトランタで誕生し、流行の移り変わりが激しい現代まで、誕生以来120年以上にもわたり愛され続けている製品です。日本では、北陸コカ・コーラボトリング株式会社様をはじめ全国12のボトラー社様がそれぞれの販売地域で、独立経営の会社としてコカ・コーラ社製品の製造・販売を行っています。

北陸コカ・コーラボトリング株式会社 砺波工場様

豊かな自然、水、人にめぐまれた地域で、北陸コカ・コーラボトリング株式会社様は、地域社会及び地球環境と共生され、循環型社会の構築や環境負荷低減など、様々な取り組みをされております。
そして、責任ある企業市民として、お客様に信頼され、安心してお飲みいただけるよう、万全の品質管理、品質保証体制で、より良い製品やサービスを提供し、みなさまの暮らしの中に品質の高いコカ・コーラ製品をお届けされています。

北陸コカ・コーラボトリング株式会社様にご採用頂いている、3タイプのIHIコンプレッサー;レシプロタイプ、ターボタイプ、スクリュータイプについて、導入までの背景やご使用状況をインタビューしました。

詳細につきましては以下のアイコンからご覧いただけます。

どのような背景や課題のもと、コンプレッサー設備の導入(更新)を検討するに至ったのでしょうか?

1998年10月に、北陸コカ・コーラボトリング株式会社砺波工場の第一製造棟を竣工しました。1期工事ではIHIのターボコンプレッサーを導入し、2期、3期工事ではターボコンプレッサーの他にレシプロコンプレッサーや水潤滑式スクリューコンプレッサーを採用しています。

初期より他社製品との比較で、省エネルギー・メンテナンス費削減・環境負荷低減を踏まえライフサイクルコスト重視で検討してきた経緯がありましたが、2002年の2期工事ではPETボトル成形に使用する高圧ライン用コンプレッサーの検討で優れた提案を受け、その後も継続してIHI製コンプレッサーを採用しています。コンプレッサー導入を検討する際、設備の実際エアー使用量の推測が難しく、エアー供給量に過分に余裕を持たせることになるため、実際の稼働では乖離することも過去にはありました。さらに大きな騒音・振動への対策といった周辺環境に対する重大な問題もありました。砺波工場では、これら問題を解決できるコンプレッサーを探していました。

さまざまな課題があるなか、弊社コンプレッサーをお選び頂いた理由をお聞かせください

操業当初からIHI製のターボコンプレッサーを使用していましたが、2期工事では、PETボトル成形用の高圧コンプレッサーが必要となり、レシプロコンプレッサー+ターボコンプレッサーの提案を受けました。 操業開始に際してエアー使用量の予測が難しい中、安定したエアーの供給ができること、また1つのメーカーで、オイルフリーのコンプレッサー設備を構築できることも魅力でした。

当社は、ISO9000に始まり、ISO22000までを取得、全てのお客様に品質の高いコカ・コーラ製品を提供していることから、配管1つとってもサニタリー用を使用するなど、品質維持を心がけています。その観点からコンプレッサーもオイルフリーであることは必須要件であり、さらにライフサイクルコストを削減できる今回の提案を受け、IHI製のコンプレッサーに決めました。

3期工事では、水潤滑式スクリューコンプレッサーの提案を受け、他社製品との比較を行った結果、潤滑油を使用しないことやライフサイクルコストの削減を重視し、導入を決めました。

弊社コンプレッサーを導入頂いた結果、課題は解決いたしましたでしょうか?

2期工事のPETボトル成形用高圧コンプレッサーは、ベース機として、高効率なターボコンプレッサーTREシリーズを使用し、ブースターとしてレシプロコンプレッサーWNシリーズを導入した結果、TREシリーズも低騒音でしたが、 WNシリーズの振動・騒音の低さには大変驚きました。そのため、当初検討していた他社製コンプレッサー用に施工した、コンプレッサー室の大掛かりな防音・防振措置は過剰設備になるほどでした。また、メンテナンス費用が安価なターボコンプレッサーを併用していますが、レシプロコンプレッサーのWNシリーズも他社製に比べてメンテナンス費用が安く、非常に満足しています。

PETボトルは時代の流れでどんどん薄くなってきましたが、製造時は3MPaほどの圧力が必要です。そのためコンプレッサーの効率を重視して選定していますが、IHIのレシプロコンプレッサーは効率も高く、それだけで省エネを実現しています。 高圧レシプロコンプレッサー+ターボコンプレッサーという組み合わせを採用したため、ターボコンプレッサーの余剰圧縮エアーを他のラインへ回すこともでき、使い勝手が良く、コンプレッサー設備全体の省エネにも大きく貢献しています。

実際に3期工事で導入した、水潤滑式スクリューコンプレッサーGPシリーズのライン側に余剰空気を回すことで、稼働台数を減らすことができ、さらなる省エネ効果を得ています。

*写真は全て北陸コカ・コーラボトリング株式会社
砺波工場様の設置風景です。

レシプロコンプレッサー “WNシリーズ”
レシプロコンプレッサー “WNシリーズ”
オイルフリーターボコンプレッサー “TREシリーズ”
オイルフリーターボコンプレッサー “TREシリーズ”
水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー “GPシリーズ”
水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー
“GPシリーズ”

設備に関する、将来の展望や構想をお聞かせください

今後、食品安全性のグレードが高まり続ける中、弊社では全てのお客様にご満足いただける「安全・安心・おいしさ」を届け続けるために、コンプレッサーを含め、今後も万全の生産設備を整えて続けたいと思います。

そして、世界共通、安心のブランドである「コカ・コーラ」を全てのお客様に提供していきます。

導入製品概要

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