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導入事例

日本化薬株式会社東京工場様の導入事例紹介

社会から求められる責任を果たすべく、積極的な環境対応を推進

~ コンプレッサーの操作性、安全性、空気の質を向上させるとともに、作業環境の改善とメンテナンスコスト削減、さらなる省エネルギーを求めて、コンプレッサーの更新を計画。IHI独自のツインスクリュータイプの水潤滑式オイルフリーコンプレッサー「GPシリーズ」の導入で「省エネルギー」と「省メンテナンス」を図り、コンプレッサーにおいても「環境対応」を実現しました~

日本化薬株式会社東京工場殿外観
日本化薬株式会社東京工場殿外観
日本化薬株式会社東京工場殿 正門
日本化薬株式会社東京工場殿 正門
日本化薬株式会社東京工場殿 渡し舟
工場敷地内にはテレビでも紹介された名物の「渡し舟」があります

日本化薬殿は1916年、日本初の産業用火薬メーカー「日本火薬製造株式会社」として誕生し、その後、帝国染料製造株式会社、山川製薬株式会社を吸収合併。1945年に現在の社名である「日本化薬株式会社」となり、火薬・染料・医薬・樹脂の基盤技術を融合し、機能化学品、医薬品、セイフティシステムズ、染料、触媒、農薬などの事業領域で新製品を創出し、社会に貢献していらっしゃいます。 日本化薬グループは、『最良の製品を技術革新と従業員の良心の総和により社会に提供し続けること』というCSR理念に基づき、「安全操業」「環境対応」「コンプライアンス」を最重要キーワードとして社会から求められる責任を果たすべく、積極的な環境対応を推進していらっしゃいます。 安全操業および環境対応に精力的に取り組まれているお客様にご採用頂いている、IHI水潤滑式オイルフリーツインスクリューコンプレッサー「GPシリーズ」の導入までの背景やご使用状況をインタビューしました。

日本化薬株式会社 東京工場

詳細につきましては以下のアイコンからご覧いただけます。

どのような背景や課題のもと、コンプレッサー設備の導入(更新)を検討するに至ったのでしょうか?

長年使用していたオイルフリーコンプレッサーが老朽したため、更新を検討していました。 使用してたコンプレッサーは毎年高額なメンテナンス維持費用と、始動時に動作チェックや点検が必要となり大きな作業負担も同時に発生していました。
これらの諸問題を解決し、10年先を見据えた、最新型の導入を検討していました。また、都心に工場があり、住宅地も近いことから、環境負荷低減を重視し、慎重にコンプレッサーを選定する必要がありました。

計装用空気として使用するため、予備機兼補助機として台数を増やすためにも、これらのメンテナンスにかかる費用と時間は大きな課題でした。一方、工場では、生産する製品のサイクルに合わせた生産形態の変更もあるため、工場での圧縮空気の所要量を調査したところ、削減しても操業に問題の無いことが判明しました。そのため、現状設備に見合った能力のコンプレッサーに変更することで、省エネルギー化を図ることにも着眼しました。

弊社は、東京都「総量削減義務と排出量取引制度」の規制開始後、すみやかに検証を受けました。省エネルギーや環境対応に関しては、工場長自らがトップダウンで展開し、全社員が一丸となって小集団活動などを実施しているため、コンプレッサーの選定においても「省エネルギー」と「環境対応」は必須の条件でした。

さまざまな課題があるなか、弊社コンプレッサーをお選び頂いた理由をお聞かせください

様々なメーカーのオイルフリーコンプレッサーを調査しましたが、運転時の振動・騒音が低いスクリュー式においても、大半が「潤滑油を使用する」オイルフリータイプでした。このタイプの場合、油煙等も心配だったため、更なる環境対応品を検討したところ、「潤滑油を使わない」、水潤滑式のオイルフリースクリューコンプレッサーに注目しました。

中でも、IHIの「GPシリーズ」は特許を取得しているツインスクリューの水潤滑式であるため、安全でかつ信頼性の高いオイルフリーエアーを確保できることに大きなメリットを感じました。省エネルギーの面では、「GPシリーズ」は15kWからインバータ制御機を取り揃えており、さらに圧縮空気の消費が無いときは自動停止し、必要時に自動起動する機能も備えているため、迷わず、インバータタイプで検討を進めました。

また、「GPシリーズ」は他社製品に比べメンテナンス費用が安価であり、日常メンテナンスも容易であることも、大きなメリットでした。計装用空気として使用するため、さらに1台の予備機兼補助機を設置することも検討しており、主機と予備機兼補助機を交互運転させて運転時間を平準化することで、メンテナンス周期を延ばすことも期待できるほか、万が一の時のバックアップおよび生産形態の変更による所要量の変化にもフレキシブルに対応できることも期待できました。

「GPシリーズ」の交互運転は、コンプレッサーをケーブルで繋いだり、制御盤などの特段の設備を導入することなく、コンプレッサー本体についているボタン一つで主機/補機の入れ替えが容易に出来るため、非常に魅力的でした。

オイルフリースクリューコンプレッサー「GPシリーズ」を導入頂いた結果、課題は解決いたしましたでしょうか?

まず、「GPシリーズ」を導入後、コンプレッサー室の振動・騒音が減り、油煙や油補給などによる室内の油汚れも無くなり、大変清潔になりました。

当初の課題だった起動・停止操作も簡単になり、主機と補機は週1回の入れ替えで順調に運転時間の平準化が図れています。省メンテンナンスや省エネルギーにより、ランニングコストも年間100万円以上の削減ができ、十分な結果が出せて満足しています。

また、弊社の取り組んでいる「省エネルギー」「環境対応」では、電力のピークカットに貢献するため、夏場のピーク時に30分間エアコンを停止するなど、様々な努力を積み重ねています。特に連続運転するコンプレッサーのような設備で省エネルギーを図れたことは非常に大きなメリットです。

日本化薬株式会社 東京工場殿 「GPシリーズ」の設置風景

日本化薬株式会社 東京工場殿


水潤滑式

オイルフリーツインスクリューコンプレッサー

「GPシリーズ」の設置風景

コンプレッサーに関する、将来の展望や構想をお聞かせください

コンプレッサーについては、今回の更新で一段落ですが、今後も「GPシリーズ」を継続使用していきたいと考えています。また、使用量に合わせた設定の調整や配管など、様々な面での検討を継続していきます。

現在の原油換算エネルギー使用量は1600kl台であり、目標の1500kl未満をめざし、省エネルギーや環境対応に関する改善活動を推進し、「省エネルギー」「環境対応」に対する活動を推進していきます。(2010.10.21)

導入製品概要

オイルフリースクリューコンプレッサー “GPシリーズ”

お客様概要

日本化薬株式会社 東京工場
設立 1916年(大正5年)6月5日
所在地 〒123-0865
東京都足立区新田1丁目23番1号
URL 日本化薬株式会社
https://www.nipponkayaku.co.jp/
日本化薬株式会社 東京工場
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