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芝生養生時の校庭開放への提案

写真:グリーンテクター敷設を実施した芝生(神奈川県立相模湖公園)
グリーンテクター敷設を実施した芝生(神奈川県立相模湖公園)

そもそも校庭芝生化はこども達を室内に閉じ込めないで、校庭へ誘い出そうという目的で行われているのに、実際のところ、各校の校庭では主に播種後に発芽した芝草の芽を守るために養生が行われています。

学校によっては、養生によりこども達を芝生へ立ち入り禁止にしたくないとの気持ちからオーバーシードの直後にもこども達に芝生を開放し、養生なしでやっているところもありますが、折角発芽したばかりの芝草も踏圧には勝てず、結局使用頻度の多い箇所が裸地化してしまいます。

グリーンテクターハードタイプ(物林株式会社)
グリーンテクターハードタイプ
(物林株式会社)

グリーンテクターソフトタイプ(物林株式会社)
グリーンテクターソフトタイプ
(物林株式会社)

ところで、皆さんは全国の公園や緑地帯で使われている芝生保護材をご存じでしょうか。

最近では安全性を考慮し柔軟でありながら、芝生の生育を踏圧から守るのに十分な強度を持った製品もあります。全校集会や入学式などを校庭で行うために、たったの1~2週間の不十分な養生しかできなかったために、その後の生育も思わしくないと言った学校の例も良く耳にします。芝生保護材を校庭芝生の養生時に敷設すれば、養生時に校庭を使わなければならない行事があっても、芝草の芽を守ることができます。

芝生保護材は長期間強い踏圧力を受け続ければ、保護材が土中に沈み込みんでしまいます。そうすると十分な芝生保護効果が得られないため、芝生が十分に生育したら、芝生保護材をはずします。すると本来のこども達に優しい、柔軟で美しい芝生をよみがえらせることができます。

皆さんの芝生管理においても是非、芝生保護材の活用をお勧め致します。

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