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製品情報

プロセスガスレシプロコンプレッサーの特長

IHIのプロセスガスレシプロコンプレッサーは高い信頼性でお客様のニーズにお応えします。

IHIプロセスガスレシプロコンプレッサーの主な特長

IHIプロセスガスレシプロコンプレッサー

無給油式、セミ給油式、給油式から用途に最適なコンプレッサーを選択可能

用途に応じて、無給油式、セミ給油式(ロッドパッキン部のみ給油)、給油式からコンプレッサーをお選びいただけます。無給油式では圧力25MPa まで、給油式では85MPaまでの実績があります。

無給油式コンプレッサーでは世界トップレベル

1960年に樹脂製リング式無給油コンプレッサーを開発以来約500台の実績があります。
1974年に全環境型摩耗試験機を開発しており、ガスの種類、温度に合わせてリング材と相手摺動部材とを組み合わせた摩耗試験により使用条件に最も適したリング材・相手摺動部材を選定しています。
無給油式は吐出ガス中にオイルを含まないためオイルセパレータが不要となり、コンプレッサー吐出後の後流機器に飛来するオイルの心配がなく、注油装置・廃油タンクも不要で日常保守点検が容易になるメリットがあります。

低温ガス分野では世界一の納入実績

1969年に世界に先駆けて-160゚C級の超低温LNG ボイルオフガス (Liquefied Natural Gas Boil Off Gas)コンプレッサーを実用化しました。LNG、LEG (Liquid Ethylene Gas), LPG (Liquefied Petroleum Gas) など低温ガス分野では IHI が圧倒的なシェアを持ち、高いエンジニアリング能力と製造ノウハウを保有しています。

API 618 (レシプロ圧縮機の世界標準規格である米国石油協会規格)に適合

API STANDARD 618 Reciprocating Compressor for Petroleum, Chemical, and Gas Industry Serviceに適合しています。

API 618

シリーズ化された標準品を使用

各部品ともシリーズ化された標準品を使用し、高品質が保証されています。
豊富な実績データをもとに、設計・製作に十分な考慮が払われており高効率のコンプレッサーとなっています。

シリーズ化された標準品

保守が容易

軸受、吸吐弁、ピストンリング、ライダーリング、ロッドパッキンなど摺動部品の寿命が長く、かつ安定しており長期連続運転可能です。
水平対向型のためコンプレッサー本体の高さが低く、保守点検が容易です。

保守

水平対向型であるため振動が小さい

往復部分や回転部分の不釣合慣性力を極力少なくするよう考慮した設計となっており、コンプレッサーの基礎が簡単で、振動が小さく、保守が容易で、多段圧縮も可能です。

水平対向型

ガス配管系内の気柱振動が小さい

往復動式圧縮機は構造上、吸入/吐出ガスに気柱振動が発生します。この気柱振動が圧縮機の性能、吸吐弁の寿命、吸入/吐出ガス配管の振動などに悪影響を及ぼす原因となります。そのためシリンダの吸入/吐出には脈動防止器(パルセーションダンパ)を設置し、吸入/吐出ガス配管系内の気柱振動を効果的に減衰させています。当社では独自で開発した脈動解析プログラムにてさまざまな運転条件に応じた解析が可能で、設計・製作において万全を期しています。

摺動部材の寿命が長い

前述の全環境型摩耗試験機より、無給油式においても長寿命化を実現し、メンテナンス性が高くなっています。

摺動部材

プラントに合わせた設計が可能

お客様のご要求に適ったカスタマイズ設計に対応できます。各種プラントより培ったノウハウをコンプレッサー設計に反映しています。

主な技術

偏心式ライダーリング

偏芯式ライダーリング
偏芯式ライダーリング

ピストンにはライダーリングとピストンリングが嵌装されています。ライダーリングはピストンの重量を支え、ピストンリングはガスをシール(防止)する役割を果たしています。逆に言えば、ライダーリングはガスをシールする役割がなく、ピストンリングはピストンの重量を支える機能を持っていません。
ライダーリングは機能上、下面側が多く摩耗します。内周と外周を同心円とせず内周を反重力方向に偏心させることで下面側の摩耗代を増やし、ライダーリングの寿命を延ばしています。

ライダーリング摩耗センサ(IHI特許)

ライダーリングはピストンに装着され、運転中は常に往復動の摩耗をしており、摩耗限界に達する前に交換が必要です。
ライダーリングの摩耗量を検知する方法は「ロッドドロップ」による方法が一般的に採用されています。
ロッドドロップ方式はコストに優れ、摩耗の傾向監視が可能です。しかしながら直接摩耗量を測定しているわけではないので、正確な摩耗量の測定が難しいことがあります。

ライダーリング摩耗センサ

IHI回転機械エンジニアリングは摩耗量を正確に測定できる「ライダーリング摩耗センサ」をオプションでご用意できます。センサをシリンダ内に配置し、ピストンの垂直位置を直接測定するためライダーリングの摩耗量を正確に測定できます。コンピュータによるリアルタイム監視により適切なライダーリングの交換時期の予測が立ち、お客様の保守管理費用を低減できます。また直接測定のため異常摩耗が早期に検知・判断でき、コンプレッサーを長期に渡り安定して運用することができます。
超低温(-160゚C)から高温までの温度域、6.5MPa までの圧力域で対応可能で、かつ防爆地域にも対応できます。
注) ライダーリング摩耗センサをオプション対応できない場合もございます。

ライダーリング摩耗センサ
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