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業界別適用例

業界別適用例

1892年に初号機となるレシプロコンプレッサーを製造して以来、世界をリードするコンプレッサーメーカーとして社会の発展に貢献してまいりました。あらゆる産業にまたがる豊富な実績と経験をもとに、お客さまのニーズに合わせた最適なソリューションをお届けします。

食品・飲料

食品・飲料

食品・飲料工場においては発酵や撹拌、パッキング、紛体輸送といった食品に直接触れる用途や、容器の洗浄、ペットボトル成形といった二次的に食品に触れる用途で圧縮空気が使われています。また、生産機械のバルブの開閉など間接的用途でもさまざまな形で圧縮空気は使われており、コンプレッサーは工場における重要なユーティリティー設備となっています。

日本においては2018年に食品衛生法が改正され2020年6月よりすべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務化されるなど、食品安全管理に関わる問題意識が高まり続けています。また、ISO9001およびHACCPの内容を内包する食品安全マネジメントシステムISO22000および更に厳格な国際規格であるFSSC22000を取得する企業も増えています。

FSSC22000においては、食品製造に用いるユーティリティー設備についても厳格に条件が定められており、圧縮空気については、水分・オイル・異物(粒子)除去による品質管理が求められているほか、オイルフリーコンプレッサーの使用が推奨されています。

これら品質管理の基準となる圧縮空気システム上の水分・オイル・粒子に関する空気の清浄等級は、ISO 8573-1で規定されています。ISO8573-1は2001年に改訂されており、その際に、それまで最高のクラスであったクラス1(空気中のオイル含有量≦0.01mg/m3)よりもさらに厳しい条件であるクラスゼロが新しく規定されるようになりました。

IHI水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサー、ターボコンプレッサーはドイツにある第三者認定機関TÜVにより、ISO 8573-1における圧縮空気の清浄等級の最高レベルであるクラス0の認定を取得しており、安心・安全なオイルフリーエアーでお客さまの生産に貢献することが可能です。

特に水潤滑式オイルフリースクリューコンプレッサーは、ドライ式スクリューコンプレッサーと比較して省エネ性、省メンテナンス性に優れることから、食品・飲料業界向けに豊富な実績を有しています。また、スクリューコンプレッサー、ターボコンプレッサーとブースター用のレシプロコンプレッサーを組み合わせたコンバインド方式はPETボトル成形用途に最適です。

導入事例紹介

製薬

製薬

製薬工場においては、培養や発酵、移送、充填、包装などの用途で圧縮空気が使用されています。細菌や粒子、オイルのない環境で生産を行う必要があることや、直接製品に圧縮空気が触れることもあるため、乾燥した無菌状態の高品質なオイルフリーエアーが求められます。

IHI水潤滑式オイルフリーコンプレッサー、ターボコンプレッサーは、ドイツにある第三者認定機関TÜVにより、ISO 8573-1における圧縮空気の清浄等級の最高レベルであるクラス0の認定を取得しており、製薬業界向けの豊富な実績を有しています。特に、培養や発酵といった用途では大風量の低圧の圧縮空気が必要とされており、エネルギー原単位に優れるIHIのターボコンプレッサーが多く活躍します。

導入事例紹介

電気・電子

電気・電子

電機・電子産業は、テレビやスマートフォンといった家電製品から半導体、ケーブル、ワイヤーなどの大量生産品まで製品は多岐にわたります。圧縮空気の用途はロボットの駆動や、真空用途のエジェクタ駆動原など製品に間接的に関わる用途もあれば、基板やシリコンウェハーの洗浄などの乾燥した高品質な空気が求められるものも含まれます。いずれの製品にも共通しているのはオイルフリーエアーのニーズが極めて高い産業だということです。

IHI水潤滑式オイルフリーコンプレッサー、ターボコンプレッサーは、ドイツにある第三者認定機関TÜVにより、ISO 8573-1における圧縮空気の清浄等級の最高レベルであるクラス0の認定を取得しており、安心・安全なオイルフリーエアーでお客さまの生産に貢献します。またお客さまの要求露点に応じて最適な吸着式ドライヤをご提案させていただくなど、付帯設備についてもご提案が可能です。

導入事例紹介

機械製造

機械製造

工作機械のような完成品から機械部品まで様々な製品のプロセスに圧縮空気は使用されています。圧縮空気は応答性が良く、空圧機器は電源が不要で軽量なことから、エアブラストやエアハンマー、ドリルなどの多くの圧縮空気で動く工具が機械工場では活躍しています。

給油式スクリューコンプレッサーをご使用中の場合、圧縮空気中の油分除去のためにフィルターの設置が必要であり、定期交換が必要であるほか、目詰まりを起こすと圧力損失を引き起こし、コンプレッサーの効率が悪化するという問題があります。また、油分を含んだドレンはそのまま排水することができず、油水分離を行う必要があり、日常管理の手間が非常にかかります。

IHIの水潤滑式スクリューコンプレッサー、ターボコンプレッサーは吐出空気に油分を含まないオイルフリーコンプレッサーです。給油式コンプレッサーをオイルフリーコンプレッサーに更新することで油分除去用のフィルターが不要となり、メンテナンスコスト削減、省エネルギーに繋がるほか、日常の油管理の手間も不要となります。ISO14001や消防法の観点からも廃棄物の削減、廃油量の削減は重要な課題であり、コンプレッサーのオイルフリー化のニーズは増え続けています。

導入事例紹介

自動車

自動車

自動車産業は、部品製造から完成車工場まで裾野の広い産業であり、シリンダーやロボットの駆動、エアブラスト、完成車の塗装など様々な用途で圧縮空気が使用されています。特に大風量の圧縮空気が必要とされる完成車工場、部品工場では、原単位に優れるIHIのターボコンプレッサーが多く使用されています。

 また、ターボコンプレッサーの台数の多い工場では、IHI台数制御盤と組み合わせたIGV同時絞り制御の実績も豊富であり、吐出圧力を一定に保ったまま、複数台のターボコンプレッサーを無負荷に入ることなく容量調整させることが可能。お客さまの安定した運用と更なる省エネルギーに貢献しています。

導入事例紹介

繊維

繊維

紡績工場で使用されるエアジェット織機は、圧縮空気を噴射しよこ糸を超高速で飛ばすことにより布を織ります。この工程にはオイルフリーエアーが必須であり、かつ大量の圧縮空気が必要とされることから、工場の電力消費に占めるコンプレッサーの電力量の割合が大きい傾向があります。

そのため、コンプレッサーの省エネルギーは、工場の運営コスト削減の観点からも重要な課題であり、高い圧縮効率を誇るIHIのコンプレッサーが多く使用されています。特に3段圧縮のターボコンプレッサーは世界的に評価されており、その実績は日本に留まらず中国やトルコなど、繊維産業が盛んな各国にも広がっています。

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硝子

硝子

ガラス工場では炉のバーナーの冷却に圧縮空気を用いるほか、ブロー成形やサンドブラストといった硝子の形状を決定する重要な工程で圧縮空気が使用されています。炉は連続稼働が必要であり、コンプレッサーには耐久性と信頼性が求められます。

IHIのコンプレッサーはその高い信頼性と圧縮効率をご評価いただき、ビンの製造工場から最新の液晶パネルの製造工場に至るまで多種多様な硝子製造工場向けの実績を有しています。

製鉄・金属

製鉄・金属

製鉄工場では各種プロセスの空圧機器の動力源としての圧縮空気が使われるほか、製鋼時の炉の燃焼を促進するために酸素が使われ、また関連設備の保護のためにシールガスとして窒素も使われています。そのため、通常のエアコンプレッサー設備他に、酸素や窒素を作り出すための空気分離プラントが工場内に併設されることが多いです。

 金属工場では、成形機や空圧機器の作動用として圧縮空気が使われるほか、加工時のブラストやブロー用に圧縮空気を用います。また原料の圧送用に圧縮空気が使われることもあります。

 いずれの工場でも圧縮空気は重要なユーティリティー設備として使用されており、IHIのコンプレッサーは高い信頼性と効率をご評価いただき、多くの実績があります。特にターボコンプレッサーは大量の圧縮空気を取り扱う製鉄工場では欠かせない機器であり、空気分離プラント向けを含め豊富な実績を有しています。

導入事例紹介

化学

化学

化学工場では曝気や培養といった製品に直接触れるプロセス用途から空圧機器の作動用としての一般的な用途に至るまで多くの工程で圧縮空気が使われています。また多種多様な用途で産業ガス用のコンプレッサーが使用されています。

圧縮空気・ガスは各プロセスにおいて重要なユーティリティー設備および生産要素であり、それゆえに高い信頼性が求められます。IHIのコンプレッサーはターボコンプレッサー、レシプロコンプレッサー共に防爆対応などのお客さま環境に合わせたご要求に柔軟に対応が可能であり、各種ガスコンプレッサーの長年にわたる製作実績とメンテナンスの経験を有しています。

導入事例紹介

石油・ガス

石油・ガス

LNG受入基地向けLNGボイルオフガス
火力発電燃料や都市ガス、産業ガスを用途として、クリーンで環境に優しい液化天然ガス (LNG: Liquefied Natural Gas)が注目されています。
LNGは生産地からLNGタンカーで輸入され、LNG 受入基地のLNG貯蔵タンクに荷揚げされます。LNG は沸点が約-160゚Cで、LNGタンク内は外部から熱が入ることにより常に超低温のボイルオフガス (BOG: Boil-Off Gas)が発生しています。LNG タンクの圧力を一定に保つためにこのボイルオフガスを吸引する必要があります。
超低温で運転する LNG ボイルオフガスコンプレッサーは LNG タンクで発生したボイルオフガスを再液化装置に送り出したり、都市ガスや火力発電の燃料に使うために送り出したりする用途に使われています。IHI は LNG ボイルオフガスコンプレッサーのトップメーカーです。

LNG タンカーが運搬してきた液化天然ガスを地上の LNG タンクに荷揚げするとき、タンカーのタンクの圧力も変化します。地上の LNG タンクで発生したボイルオフガスの一部を船に戻してタンカーのタンクの圧力を調整します。この用途に使用されるのがリターンガスブロワというコンプレッサーで、 IHIターボコンプレッサー(VGP シリーズ)が活躍しています。
リターンガスブロワも超低温で運転するコンプレッサーで、現在日本国内においてこのリターンガスブロワは IHIのみ製造しています。またLNG ボイルオフガスコンプレッサーとリターンガスブロワを同時に製造できるのは 世界でもIHIのみです。ボイルオフガスコンプレッサーに関する詳細情報は、こちらをご参照ください。

LNGタンカー向けリターンガスブロワ

LNG受入基地でLNGタンカーの安全な荷降ろしに貢献しています。
LNGタンカーから液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)を液化天然ガス受入基地に荷降ろしする際、タンカー上のタンクの圧力が低下します。このとき受入基地内のタンクで発生したボイルオフガス(Boil-Off Gas)をタンカーに戻すことでタンカー上のタンクの圧力バランスを調整します。
この用途に使用されるのがリターンガスブロワというコンプレッサーで、IHIのターボコンプレッサー(VGPシリーズ)が活躍しています。
IHIはこのリターンガスブロワの国内唯一のメーカーとして、またリターンガスブロワと往復動式のLNGボイルオフガスコンプレッサーを一括で提供できる世界唯一のメーカーとして、低炭素社会への貢献で期待される天然ガスの安定供給を多面的にバックアップします。

LNGタンカー向けリターンガスブロワ

石油の脱硫プロセス

石油は採掘後の状態では有害な硫黄分(Sulphur)を多く含んでおり、そのままでは使えず、除去する必要があります。そのため圧縮機で反応装置に水素(H2)を送り込み、装置内で硫化水素として反応させる(H2+S=H2S)脱硫プロセスがあります。IHIの水素用レシプロコンプレッサーが精製所で稼働しております。

石油化学製品の製造

私たちの身の回りにあるプラスチック製品は多くが石油から出来ています。石油は主な成分として水素(H)と炭素(C)を多く含んでおり、これら水素と炭素の様々な温度、圧力、量の組み合わせで様々な製品を製造できます。例えば、C2H4:エチレン、C3H6:プロピレンです。この組み合わせの方法や条件、過程をプロセスと呼んでおり、IHIコンプレッサーはこのような製品を作り出す過程で製造装置にガスを送り込む、或いは製造したガスを他の場所へ送り出すために使われます。

燃料供給

火力発電所のボイラーには天然ガスを燃料としているものがあります。やかんでお湯を沸かすのと同じ仕組みで、熱エネルギーによって蒸気を発生させ、この蒸気の力で発電機を動かして電気を起こします。IHIのレシプロコンプレッサーは天然ガスを昇圧し、燃料としてボイラーもしくはパイプラインへ送り込む役割を果たしています。

空気分離

空気分離

製造過程において大量の酸素・窒素を必要とする製鉄所や半導体工場には、空気分離装置が欠かせません。空気分離装置に空気を取り込む為に使用される「原料空気コンプレッサー」、分離した酸素や窒素を用途先まで圧送するための「酸素コンプレッサー」「窒素コンプレッサー」には IHI のターボコンプレッサーが多数採用されています。
なお、IHIは酸素コンプレッサーを製造できる国内唯一のターボコンプレッサーメーカーです。

空気分離
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