バランシング架設工法
STEP1:塔基部架設
艤装した台船に大ブロックを積み込みます。外洋での波浪にも耐えるよう、堅固なラッシング設備を施します。

塔基部の架設(多々羅大橋)
STEP2:斜ベント設置
FCにより斜ベントを設置します。まず斜ベント基部を連結し、回転させながら先端を吊上げ、塔と接合します。

FCによる斜ベント設置(多々羅大橋)

基部の連結(多々羅大橋)
STEP3:塔上部架設
斜ベント上に主桁を架設した後、クライミングクレーンなどを用い、塔を頂部まで架設します。

塔上部の架設(多々羅大橋)
STEP4:主桁張出し架設
主桁上に架設クレーンを搭載し、台船から主桁を直下吊し架設します。 FCを用いて架設する場合もあります。

主桁の海上輸送(名港中央大橋)

桁上クレーンによる主桁張出し架設(名港中央大橋)

主桁の海上輸送(多々羅大橋)

主桁の海上輸送(多々羅大橋)
STEP5:ケーブル架設
桁上クレーン、センターホールジャッキ等を用い、ケーブルを1段架設します。

塔側の吊上げ
(名港中央大橋)

桁側の引込
(名港中央大橋)

桁側の引込
(多々羅大橋)
STEP6:側径間の閉合
限界まで張り出した側径間主桁の先端に大ブロックを添接し、側径間を閉合します。

側径間大ブロックの架設
(名港中央大橋)

側径間大ブロックの架設
(多々羅大橋)
STEP7:斜ベントの撤去
唯一の支えであった斜ベントを撤去します。FCの相吊で巻下げ、 倒しながら台船に搭載するという難しい作業です。

斜ベントの撤去
(名港中央大橋)

斜ベントの撤去
(多々羅大橋)

斜ベントを台船に搭載
(多々羅大橋)
STEP8:中央径間閉合、完成
中央径間を閉合し、完成です。

閉合ブロックの架設
(名港中央大橋)

架設完了
(名港中央大橋)