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斜張橋主桁の張出架設

「バランシング架設工法」

-海に浮かぶ弥次郎兵衛-

海上の長大斜張橋の架設は側径間主桁を先行架設し、中央径間主桁を張出し架設する工法が一般的です。 しかし、側径間先行架設に必要な水中ベントは、大規模な杭基礎が必要となり、環境に与える影響を無視出来ません。
当社の持つ技術「バランシング架設工法」は、水中ベントを設けず、塔基部に設けた特殊な「斜ベント」のみを支えに、主桁を両方向に張り出す工法です。
海に浮かぶヤジロベエのように不安定に見えますが、当社の高度な姿勢制御技術でバランスが保たれており、台風や地震にも耐えうる安定した工法です。

「バランシング架設工法」は、塔を中心に主桁を両側に張り出す工法です。
斜ベントを唯一の支えに、中央径間と側径間に主桁を1ブロック張出し架設し、続いてケーブルを1段架設します。このサイクルを繰り返し、限界まで主桁を張り出していきます。
バランシング架設は側径間を閉合することによって終りを告げますが、側径間閉合桁の架設はヤジロベエの先端に大ブロックを添接する難しい架設となります。側径間の閉合後、唯一の支えであった斜ベントを撤去し、中央径間を閉合して完成です。
何れの作業も、高次不静定構造物である斜張橋の挙動を把握できてこそ、可能となる作業です。

その他の技術紹介

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