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製品情報

ターボコンプレッサーのメリット 省エネルギー

ユーザーカスタマイズ

IHIターボコンプレッサーの最大の強みの一つは、お客さまの必要な風量、圧力に合わせた機種提案ができるユーザーカスタマイズです。

ターボコンプレッサーのインペラやディフューザは、IHIが手掛けるジェットエンジンやターボチャージャでも応用される最新の熱流体解析(CFD)技術で一体解析をされ、高効率化が図られています。IHIは1500パターンにも及ぶ豊富なエアロデザインを標準化しており、お客さま毎のご要求に応じた最適なモデルをご提案させていただくことが可能です。

多段圧縮による効率の向上

IHIターボコンプレッサーはT2シリーズを除くすべての機種で3段圧縮を標準仕様としています。コンプレッサーは圧縮段数を増加させることでエアクーラーによる冷却効果が高まり、圧縮効率を高めることができます。同容量で2段圧縮機と3段圧縮機を比較した場合、理論上、圧縮効率は5.2%向上します。

台数集約化による省エネルギー

IHIターボコンプレッサーはエネルギー原単位に優れ、お客さまの必要な風量・圧力に応じた豊富な機種提案が可能なため、複数台のベースロード機の集約時に高い効果を発揮します。台数集約化によりメンテナンスコストの削減も可能です。

インレットガイドベーン

IHIのターボコンプレッサーにはインレットガイドベーン(IGV)が標準搭載されています。コンプレッサーの吸い込み口にベーン(翼)を取り付け、その角度を変えることにより、インペラの吸い込み空気量を調整し、全開から一定開度までの範囲で、一定圧力のまま減量運転を行うことが可能です。同じ吸い込み絞り弁でも圧損を加えて空気量を調整するバタフライ弁と比較して効率が良く、動力を削減することができます。

ターボコンプレッサーの制御

お客さまのプラントでの使用方法に合わせて3タイプからお選びいただくことが可能です。

定圧+負荷/無負荷制御

インレットガイドベーン(IGV)による定圧制御と、所定の圧力幅で負荷/無負荷する制御を組み合わせたデュアル制御方式です。これによりプラントの消費空気量の変動に対応すると共に、IHI独自のノウハウによる制御を加えることで、省エネかつ安定したライン圧力制御を可能にします。

定圧+非サージ制御

インレットガイドベーン(IGV)の開閉により一定のプラントの消費空気量までは一定圧力で減量運転を行います。そのうえで、プラントの消費空気量がインレットガイドベーンの絞り範囲を下回った場合は、放風制御弁を開閉させることで余分な空気を放風し、コンプレッサーを常に一定の圧力で運転できるようにコントロールします。負荷/無負荷運転で生じる圧力変動幅を最小限にすることができるため、常に一定のライン圧力を必要とする用途に最適な制御です。

複数台同時絞り制御

通常の台数制御では容量調整機は1台のみですが、IHIの台数制御盤と組み合わせることにより、ターボコンプレッサー複数台のインレットガイドベーンを同時に絞らせる制御が可能です。これにより、定圧制御範囲が広がり、負荷/無負荷の頻度が低減し、より安定したライン圧力制御が可能になります。また、無負荷運転時間が削減され、省エネルギーになります。

詳しくは「ソリューション 台数制御盤導入による省エネルギー」もご参照ください。

最適圧力の設定

IHIのターボコンプレッサーはお客さまのプラントの使用圧力に合わせて、豊富な機種バリエーションから最適な機種をお選びいただくことが可能です。

ケーススタディ

吸入温度の選択

IHIターボコンプレッサーはお客さまの設置環境に応じた性能提示を行っています。通常は気温35℃、相対湿度80%という夏季の厳しい時期を動力設計条件としています。気温、湿度が下がれば、その分コンプレッサーの効率は向上します。屋外の涼しい空気を吸入する「外気吸入」により省エネを図ることも可能です。

外気吸入仕様はオプションとなります。詳細はお問い合わせください。

過負荷防止機能により、主電動機最大出力を超える風量は吸い込まないよう制御しています。

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